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初工賃で贈ったラーメンと餃子の夜

趣味・日記
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こんにちは。就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のりりぃです。

先日、かなうラボで初めていただいた工賃で、両親に日高屋のラーメンと餃子をご馳走しました。

“自分で働いて得たお金”を使うのは、少し緊張するような、不思議な気持ちでした。

夕方の日高屋の店内は、仕事帰りの人たちでほどよくにぎわっていて、厨房からは中華鍋を振る音が聞こえてきました。席に座ると、湯気の立つラーメンの香りがふわっと広がって、お腹がぐうっと鳴りそうでした。

「何にする?」とメニューを広げながら、私は何度も値段を見ていました。

『足りるかな』
『ちゃんと払えるかな』

そんなことを考えて、少しドキドキしていたのを覚えています。

今までは、外食をすると両親に出してもらうことが当たり前でした。でもその日は、「今日は自分が払う」と決めていました。

しばらくして、ラーメンと餃子が運ばれてきました。こんがり焼けた餃子の香ばしい匂いが漂い、ラーメンの湯気がテーブルいっぱいに広がります。

父は熱そうにラーメンをすすり、母は「餃子おいしいね」と笑いながら食べていました。

その様子を見ているだけで、なんだか心がほっと温かくなるようでした。

食べ終わったあと、レジへ向かう時に「今日は私が出すね」と伝えると、両親は少し驚いた顔をしました。

そして母が、
「本当にいいの?」
と笑いながら言ってくれました。

私は少し照れながらも、「うん、大丈夫」と答えて、お財布からお金を出しました。

会計を済ませて店を出ると、外は少し涼しくなっていて、道路沿いの灯りが静かに光っていました。

その時、両親から「ごちそうさま」と声をかけられました。

たった一杯のラーメンと餃子かもしれません。でも、自分で働いていただいた工賃で、誰かにご飯をご馳走できたことは、私の中でとても大きな出来事でした。

“誰かにご飯をご馳走する側になれたんだ”

そう思うと、胸の奥がじんわり温かくなりました。

帰り道、財布の中は少し軽くなっていましたが、初工賃で両親にご飯をご馳走できたその夜は、いつもより心が温かく感じられました。