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タイパを求めすぎて、大切なものまで急いでしまった話

趣味・日記
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動画は1.5倍速、ドラマは要約サイトで結末だけ確認、友達とのLINEすら「で、結論は?」と求めてしまう。

みなさまごきげんよう。
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のmayoです。
かつての私は、日常のあらゆる場面で「それってタイパ悪いよね」と口にする、極度の効率主義者でした。

でも、あるとき気づいたんです。急いで手に入れた「余った時間」で、私は本当に大切なものまで置き去りにしていたんじゃないか、と。
今回は、タイパを追い求めすぎて失敗した私のリアルな体験談と、そこから見つけた「心地よい時間の使い方」についてお話しします。

効率を追いかけるほど、心がすり減っていった

就活を控えていた頃の私は、「周りに置いていかれるかもしれない」という焦りから、「無駄な時間」を徹底的に削ることに必死でした。
移動中は自己啓発動画を倍速で流し、休憩時間はすべて情報収集へ。さらには、友達との何気ない雑談すら「これって意味のある会話かな?」と、無意識にジャッジするようになっていました。

たしかに、1日でこなせるタスクの量は増えました。けれど、反比例するように心はどんどんすり減っていったのです。
効率化して時間を生み出しているはずなのに、なぜか心の「余白」はなくなっていく。当時の私は、そんな矛盾にまったく気づいていませんでした。

いま思えば、タイパを追い求める行為そのものが、実は一番タイパの悪い選択だったのかもしれません。

友人の「間」を、私は待てなかった

自分の違和感に気づいた決定的な出来事は、親友との何気ない電話でした。

彼女が悩みを話している最中、私は無意識に「で、結局どうしたいの?」と結論を急がせてしまったのです。「…そっか、ごめんね」と戸惑う彼女の声を聞いた瞬間、猛烈な自己嫌悪と後悔が押し寄せてきました。
悪気はありませんでした。ただ、話が長引くことに少しだけ苛立ちを感じてしまっている自分がいました。

電話を切ったあと、猛烈な後悔が押し寄せてきました。
彼女が必要としていたのは「早い答え」なんかではなく、「言葉にならない時間を一緒に過ごしてくれる誰か」だったはずなのに。

効率を求める癖は、いつのまにか大切な人との関係性にまで染み出していました。
私は、大切な人の「間」すらも、早送りしようとしていたのです。

早送りできないものが、たしかにある

その出来事をきっかけに、私は少しずつ、意識して「待つ」ことを増やしてみました。

結論を急がず、相手の話を最後まで聞く。
すぐに答えを出さず、モヤモヤした感情をそのまま抱えてみる。

最初はそわそわして落ち着きませんでしたが、続けるうちに気づいたことがあります。
それは、信頼関係も、自分の気持ちの整理も、そして自身の成長も、決して「倍速」では成立しないということです。

動画は早送りできても、誰かと過ごす時間の重みは早送りできません。
「効率化できる領域」と「時間をかけるべき領域」は、そもそもまったく別のものだったのだと、ようやく腑に落ちました。

急がない選択も、ちゃんと「あり」だと思えるように

誤解しないでほしいのですが、今でもタイパを意識すること自体は悪いことだと思っていません。
忙しい毎日のなかで、無駄を削る工夫は間違いなく必要です。

ただ、その基準を「すべて」に当てはめてしまうと、本当に大切なものまで削ぎ落としてしまう。私はそれを、身をもって知りました。

だからこそ、これだけは心に決めています。
人との時間、そして自分の気持ちに向き合う時間だけは、あえて「非効率」を選ぶこと。

それは決して怠けているわけではなく、大切なものを守るための積極的な選択なのだと、今は胸を張って言えます。

もしあなたも、なんとなく「急ぎすぎている自分」に違和感を覚えているなら。
その感覚は、決して間違っていません。

すべてを早送りしなくていい。まずは今日、スマホを置いて温かいお茶をゆっくり飲む。そんな5分間が、あなたの人生を確実に豊かにしてくれるはずです。

以上、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
またの機会にお会いしましょう。