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「眠れない夜を、20年以上過ごしてきた」――49歳ITエンジニアが語る、睡眠障害との長い付き合い

趣味・日記
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こんにちは!
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者の ちょびっと です。
Web制作コースと事務・ライターコースに所属しています。

症状が出始めたのは、20代の頃でした。 ITエンジニアとしてキャリアをスタートさせたばかりで、技術を吸収することに必死だった時期。

帰宅は連日深夜。頭をフル回転させたまま布団に入っても、 「設計にミスはなかったか」「あの処理はもっと効率化できたのでは」 と、「眠りにつくことができない状態」が続きました。

かつては横になれば自然に落ちていた眠りが、気づけば3時間以上もがいても眠れない。それが当たり前の夜になっていきました。

「お酒」という名の強制終了

当時、眠れない夜の「解決策」として頼ったのがアルコールでした。 毎晩、ビールを2L近く飲んでいて、 「これを飲めば、強制的に眠りにつくことができる」 そう信じていました。

確かに、飲んだ直後は泥のように眠りにつけます。しかし、それは「健康な睡眠」ではなく、アルコールによる「気絶」に近い状態でした。

  • 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
  • 朝、ひどい倦怠感と共に出勤する
  • 日中のパフォーマンスを維持するために、さらに喫煙量が増える

20代から40歳まで、そんな「体力を前借りして走る」ような生活が続きました。

30代後半 ― 重なるエラー、複雑化する症状

30代後半になると、不眠の症状はさらに深刻なフェーズに入りました。 単に「寝つきが悪い」だけでなく、複数の不具合が同時に発生するようになったのです。

  • 入眠困難: 布団に入っても数時間眠れない
  • 中途覚醒: やっと眠れても、2〜3時間でパチッと目が覚めてしまう
  • 熟睡困難: 眠りが浅く、夢ばかり見て、起きた時に「寝た気がしない

病院での処方も、最初は「寝つきを良くする薬」だけでしたが、次第に「眠りを維持する薬」などが加わり、薬の種類が増えていきました。

40歳 ― 決死の「断酒」と、残った課題

大きな転機は40歳の時でした。 「このままでは、エンジニアとしても、人間としても、壊れてしまう」 そう直感し、20年近く続けてきた「毎晩のお酒」を完全に断ちました。

お酒をやめたことで、夜中に飛び起きる回数は減り、朝のひどい吐き気からも解放されました。しかし、長年の習慣で書き換えられた脳の回路は、そう簡単には戻りません。

タバコという覚醒習慣は残り、睡眠薬なしでは眠れない日々。 「いつになったら、普通に眠れるようになるんだろう」 そんな焦りを抱えながら、49歳の今を迎えています。

現在 ― 「完治」ではなく「共存」を目指して

49歳になった今、考え方が少しずつ変わってきました。 かつては「薬も酒もタバコも一切やめて、完璧に眠れる体に戻さなければ」と自分を追い込んでいました。しかし、今はこう考えています。

「睡眠障害も、自分というシステムの一部だ」

  • 無理に「8時間寝よう」と目標を立てない
  • 眠れない夜は、諦めて暗闇の中で呼吸に意識を向ける
  • 睡眠時間そのものより、翌朝の仕事がこなせる程度の「回復」を良しとする

自分を責めるのをやめたことで、皮肉なことに、以前よりも少しだけ呼吸が楽になりました。

最後に ― 眠れない夜を過ごすあなたへ

ITエンジニアやデスクワークに従事する方にとって、睡眠障害は決して珍しい病気ではありません。論理を詰め込み、常に最適解を求める私たちの脳は、リラックスするのがとても苦手なのです。

もしあなたが今、暗闇の中で時計を見て絶望しているなら、どうかこれだけは覚えておいてください。

眠れないのは、あなたが今日まで必死に頭を使い、戦ってきた証拠である」ということ。

そして、一人で抱え込まないでください。 20年以上、薬や習慣と格闘しながらも、こうしてエンジニアとして歩み続けている人間がここにいます。

医療の力を借りること、生活を少しずつ整えること、そして何より「眠れない自分を許すこと」。 長い付き合いになるかもしれませんが、一歩ずつ、あなたなりの「心地よい夜」を探していきませんか?

以上、
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者の ちょびっと でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!