
就労継続支援B型「かなうラボ」利用者のガパオです。
自分らしく働くための「自立の形」を模索していると、ふと不安になる瞬間がありませんか?
「この悩み、本当にみんな持っているのかな?」「私の思い込みじゃないかな?」と。
どれだけリサーチを重ね、緻密な戦略を立てても、最後は「本当に必要とされているのか」という確信が持てなければ、一歩を踏み出す勇気は湧いてこないものです。
そこで今回は、そんな不安を確信に変え、副業の単価を一段引き上げるためのスキル、『ユーザーインタビュー(市場調査)』の極意をお届けします。
「人に話を聞くだけで仕事になるの?」と思うかもしれません。でも、ネット上のデータが溢れる今だからこそ、直接聞き出した「生の声(一次情報)」には、何にも代えがたい価値があるんです。
今回は、私たちがこれまでの歩みの中で培ってきた「共感力」をどう仕事に活かすか、詳しく解説していきます。
😢 私の失敗談:「自分の正解」を押し付けて、大滑りしたあの頃

実は私、SNSの運用を始めたばかりの頃、「これは絶対ニーズがある!」と確信して作った投稿が、見事に誰にも刺さらなかった経験が何度もあります。
当時の私は、画面の向こうにいる読者を「想像」だけで判断していました。「きっとこう思うはず」「副業したいならこれが知りたいはず」と。でも、それは私の頭の中にある「勝手な正解」に過ぎなかったんです。
ブログ記事の執筆に取り組み、これまでの自分の歩みを振り返ったとき、ある大切なことに気づきました。
「答えは常に、顧客の心の中にしかない」
「本当の悩みは何ですか?」と勇気を出して直接聞いたとき、返ってきた答えは私の想像を遥かに超えていました。
「お金が欲しい」の裏には「大切な人と気兼ねなく旅行に行きたい」があり、「時間が欲しい」の裏には「自分の時間が削られていくことへの漠然とした不安」がありました。
この「生の声」を知っているかいないか。それが、ただの作業員で終わるか、顧客の人生を変えるパートナーになれるかの分かれ道だったんです。
➡️ ステップ1:【準備】「聞く」ことは「愛」!事前リサーチで質問を磨く

プロの視点では、インタビューは「会う前」に8割が決まります。相手に「この人は私以上に私のことを分かってくれている」と感じてもらうための、泥臭くも愛のある準備術です。
1. 相手の「現在地」を徹底的に把握する
相手の過去の発信やコメントを可能な限り読み込みます。
- キーワードの抽出: 相手が使っている独特の言い回しを拾います。これが相手の潜在意識に「この人は私の理解者だ」と思わせる鍵になります。
- 変化の兆しを見つける: 発信内容の変化や更新頻度の波に気づければ、それが深い本音への入り口になります。
2. 「仮説」を3つ用意する
ただ「何かありますか?」と聞くのは、相手に考える負担を強いることになります。事前に以下の3つのような仮説を立てておきます。
- 技術的な仮説: 「ノウハウは集めたけれど、ツール操作の初歩で止まっているのではないか?」
- 環境的な仮説: 「周囲に同じ志の仲間がおらず、孤独感から手が止まっているのではないか?」
- 心理的な仮説: 「『自分なんかが発信していいのか』という自信のなさが、行動を制限しているのではないか?」
質問への変換: 「以前、〇〇と仰っていましたが、もしかして今は△△の部分で手が止まっていたりしますか?」と、相手が「そうなんです!」と言いやすい形で提示します。
3. 安心感を与える「場作り」
インタビューは「情報の聞き出し」ではなく、「心の交流」です。
- 自己開示: 相手の緊張を解くために、自分の失敗談を先に話す準備をしておきます。
- 敬意の表明: 「あなたの貴重な体験を、困っている誰かのために役立てたい」という目的をしっかり伝えます。
➡️ ステップ2:【実践】相手の「心の扉」をそっと開くインタビュー術

いよいよ実践です。ここでは「話す」より「聴く」が9割。これまで多くの人間関係を築いてきた、あなたの「包容力」が最大の価値を生む瞬間です。
1. 「沈黙」は黄金。5秒待つ勇気
相手が答えに窮して黙り込んだとき。そこには、まだ言葉になっていない「本物の悩み」が渦巻いています。
- テクニック: 焦ってこちらが助け舟を出してはいけません。うなずきながら、ゆっくり5秒待ちます。その静寂に耐えた先に、ネットには絶対に載っていない「一次情報」がこぼれ落ちてきます。
2. 「なぜ(Why)」を「どのように(How)」に変える
「なぜそうしたんですか?」と聞くと、相手は責められているように感じてしまいます。
- 魔法の質問: 「その時、具体的にどのように感じましたか?」「その悩みが解決したら、翌朝の気分はどのように変わると思いますか?」
- 効果: 感情や情景を語ってもらうことで、共感性の高いキャッチコピーの種が手に入ります。
3. 「感情の温度」が上がった瞬間を深掘りする
話の中で、相手の言葉に力がこもったり、逆に声が小さくなったりする瞬間があります。
- 合図を逃さない: 「今、少し声に変化がありましたね。そこ、もう少し詳しく伺ってもいいですか?」と、感情にスポットライトを当てます。この「温度差」がある場所こそが、真に解決すべき課題です。
➡️ ステップ3:【還元】聞いた声を「成果」に変えるポジショニング

聞いただけで満足してはいけません。それを解決策に変換します。
1. 読者の言葉をそのままキャッチコピーにする
プロが考えた綺麗な言葉より、インタビューで出た「泥臭い言葉」の方が、100倍人の心を動かします。
- 効果: 読者に「これは私のことだ!」と思わせる力が桁違いに上がります。
2. 「不満」から新商品を作る
「実は動画で学ぶのは疲れる。対面で教えてくれるサービスが欲しい」といった声があれば、それが最強の差別化ポイントになります。
3. ポジショニングの再定義(副業全般への応用)
ライバルとの違いは、機能ではなく「スタンス」で作ります。
- 「稼ぐための副業」ではなく「人生を肯定するための副業」
- 「効率を追う発信」ではなく「一人のために深く届ける発信」
このように、インタビューで出会った「たった一人の悩み」に寄り添う旗を立てることで、独自のポジションを築くことができます。
🤫 経験者の独り言:一番の武器は、私たちの「聞く力」です

「インタビューなんて、コミュ力が高くないと無理」
そう思っていませんか? 実は逆なんです。口が上手い必要なんてありません。
これまで様々な経験をし、人の悩みや喜びを見てきた私たちには、相手の苦労を「それは大変でしたね」と静かに受け止める力があります。それだけで、相手にとっては救いになり、あなたにとっては立派な「仕事」になるんです。
戦略とは、戦いの進め方を組み立てること。
その組み立ての最後に「人の体温」を吹き込むのが、このインタビューです。
スマホの向こう側には、あなたと同じように悩み、光を探している人が必ずいます。その人の「声」に耳を傾けたとき、あなたの副業は単なる作業から、誰かを救う天職へと変わるはずです。


