みなさまごきげんよう。
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のmayoです。
私はかなうラボを利用し始めて、5ヶ月が経ちました。利用前は昼夜逆転気味で、人と関わること自体にかなり疲れていたと思います。
今回は、実際に利用してみて感じた変化や、就労継続支援B型という制度そのものについて、利用者目線でまとめてみたいと思います。

最初に結論から言うと、かなうラボは「社会との接点を失いかけた人が、もう一度ゆっくり社会へ戻っていくための場所」だと感じています。
就労継続支援B型の最大の特徴は、雇用契約を結ばないことです。
一般就労のように、毎日決まった時間にフルタイムで働く前提ではありません。
そのため、
・体調に合わせて利用しやすい
・生活リズムを整えやすい
・対人関係や作業経験を少しずつ積める
という利点があります。
これは実際に利用してみると、想像以上に大きな意味がありました。
特に精神的な不調を経験した人にとって、「毎日同じ時間に外へ出る」というだけでも高いハードルになる場合があります。
社会復帰という言葉は簡単ですが、孤立状態が長く続くと、人と関わることそのものが怖くなることもあります。
気づけば、スマホを眺めているだけで一日が終わり、『今日も何も出来なかったな』と思いながら眠る日もありました。
昼夜逆転して、外へ出る理由もなくなる。
そして少しずつ、「自分は社会に必要とされていないのではないか」という感覚に飲み込まれていきます。
孤立は静かに人を弱らせます。
厚生労働省では、就労継続支援B型を「通常の事業所に雇用されることが困難な人」に対し、生産活動や就労機会を提供し、知識や能力向上を支援する制度としています。
つまり本質は、「労働市場から完全にこぼれ落ちないための中間地点」にあるのだと思います。
働けない理由は、単純に「努力不足」だけでは説明できません。
精神的不調。
長期離職。
発達特性。
対人関係への恐怖。
社会側には、「普通に働けること」を前提とした空気があります。
ですが、その“普通”に適応できず苦しんでいる人も確かに存在しています。
だからこそ、B型事業所のような「いきなり全力を求めない場所」には意味があるのだと感じました。
かなうラボでは、イラスト、動画編集、ライティングなど、複数のコースに分かれて活動します。
在宅利用が可能で、オンラインコミュニケーションツールを通じてスタッフと繋がれるため、「一人で放置されている感覚」が少ないのも特徴です。
毎日の朝礼と終礼。
週1回の面談。
さらに月1回の面談もあります。
実際、体調面で不安があった時にLINEですぐ相談でき、『無理しすぎなくて大丈夫ですよ』と言ってもらえた時はかなり安心しました。
また、やり取りが基本的に対等なのも印象的でした。
福祉サービスというと、「支援される側」という感覚を持ちやすいですが、かなうラボでは必要以上に上下関係を感じません。
「まずは在宅から始めたい」
「少しずつ慣れていきたい」
そう考えている人には、かなり合っている利用スタイルだと思います。
もちろん、B型事業所には弱点もあります。
代表的なのは工賃です。
厚生労働省の資料では、就労継続支援B型の平均工賃は月額数万円規模とされています。
生活費を完全に賄える水準ではない場合も多く、「働いて自立する」という意味では厳しさがあります。
また、事業所ごとの差も非常に大きいです。
支援が丁寧な場所もあれば、逆に放置気味な場所もあります。
閉鎖的な人間関係になっている所もあれば、スキル形成に力を入れている所もあります。
つまり、「B型だから安心」という訳ではありません。
その点、かなうラボはかなり並走型の支援をしてくれている印象があります。
オンラインコミュニケーションツールですぐ相談できるため、「一人で抱え込む時間」が減りました。
さらに、工賃面も比較的モチベーションに繋がりやすいと感じています。
週4日程度しっかり取り組めれば、お小遣い以上になるケースもあります。
もちろん本人の努力次第ではありますが、「頑張った分が反映される」という感覚は大切です。
ただし、ここにも難しさがあります。
居心地が良いため、そこで満足してしまう可能性があることです。
正直に言えば、かなうラボの環境が安心できる場所になっているからこそ、
『このままでいいのかな』と少し焦る気持ちが出る時もあります。
ですが、それも悪いことばかりではないと思っています。
まずは生活を立て直す。
人との関わりを取り戻す。
外へ出る習慣を作る。
そうした土台が無ければ、一般就労に進んでも再び崩れてしまう可能性があるからです。
だからこそ、かなうラボは「ゴール」ではなく、「社会へ戻るための第一歩」として利用するのが理想なのだと思います。
もし今、
・生活リズムを整えたい
・外出習慣を作りたい
・人との関わりを増やしたい
・一般就労の前段階が欲しい
と考えているなら、就労継続支援B型という選択肢は十分検討する価値があります。
最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。
まずは見学だけでもいい。
話を聞くだけでもいい。
5ヶ月前は社会との繋がりに不安ばかり感じていましたが、今は『少しずつ前に進めばいい』と思えるようになりました。かなうラボは、その第一歩を支えてくれる場所だと感じています。
以上、いかがでしたでしょうか?
少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
それではまたの機会にお会いしましょう。


