こんにちは。就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のりりぃです。
今年の春、庭に出たとき、思わず足を止めてしまうような光景が広がっていました。
長いあいだ「今年は咲かないのかな」と少し気にかけていたつつじが、見事に満開になっていたのです。やわらかな春の日差しを浴びて、濃いピンク色の花がいくつも重なり合うように咲いている様子は、まるで庭がぱっと明るくなったようでした。
毎年咲いてくれるつつじですが、今年はなかなか蕾が見えず、「もしかしたら今年は難しいのかもしれない」と感じていました。だからこそ、こうして花開いた姿を見た瞬間、しばらくその場で見入ってしまいました。
待っていた時間が長かったぶん、「ちゃんと咲いてくれたんだ」と思ったときの気持ちは、いつもより深く心に残った気がします。
そんな満開のつつじを眺めていると、そこに黒と黄色の羽を持った一羽のアゲハ蝶が、ひらひらと舞い降りてきました。

蝶は花から花へとゆっくり移りながら蜜を吸っていて、その動きはとても軽やかでした。風に乗るように羽ばたく姿を見ていると、庭の空気まで穏やかになったように感じられ、気づけば時間を忘れて眺めていました。
自然の中では、こうした小さな出来事が静かに起きています。普段は忙しさの中で見過ごしてしまいそうになりますが、少し立ち止まってみるだけで、季節の変化や命の動きを感じられるのだと改めて思いました。
つつじが咲いたことも、そこへアゲハ蝶がやってきたことも、特別な出来事ではないのかもしれません。でも、その何気ない景色が、その日の私にはとても印象深く感じられました。
毎日の生活の中では、思うようにいかないことや、不安になることもあります。それでも、庭に咲く花や、そこへ集まる蝶の姿を見ていると、「こんな時間も大切なんだな」と自然に思えてきます。
今年咲いてくれたつつじを見ながら、「待っていてよかったな」と静かに感じた春の日でした。
これからも、季節の移り変わりや自然の中の小さな発見を大切にしながら過ごしていきたいです。そしてまた来年も、このつつじが元気に咲いてくれる日を楽しみに待ちたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

