みなさまごきげんよう。
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のmayoです。
近年、学校や職場、ニュースなどで「LGBTQ+」という言葉を耳にする機会が増えましたね。みなさんはこの言葉を耳にしたとき、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。言葉は知っていても、その詳しい意味や背景まで知る機会は、まだ少ないかもしれません。
そこで今回は、LGBTQ+とダイバーシティ(多様性)について考えていきたいと思います。
前回のダイバーシティの記事が広く多様性について考える内容だったとすれば、今回はその中でもLGBTQ+というテーマに焦点を当ててお話しします。
♧ LGBTQ+とは
LGBTQ+とは、性的指向(どんな性を好きになるか)や、性自認(自分の性をどう認識しているか)の多様性を表す総称です。
Lは『レズビアン』(女性を好きになる女性)、Gは『ゲイ』(男性を好きになる男性)、Bは『バイセクシュアル』(複数の性を好きになる人)、Tは『トランスジェンダー』(出生時に割り当てられた性別と、自認する性が異なる人)を指します。そして「+」には、クエスチョニングやノンバイナリーなど、さまざまな性の在り方が含まれています。
♧ ダイバーシティとは
ここで大切なのが「ダイバーシティ(多様性)」という考え方です。ダイバーシティとは、年齢、性別、国籍、障がいの有無、価値観など、人それぞれの違いを認め合い、尊重することを意味します。LGBTQ+もその一つであり、「特別な人たち」として捉えるのではなく、社会を構成する一人ひとりの個性として理解することが重要です。
♧ 身近な例
例えば、学校や職場、そして毎日の家庭生活や地域の集まりの中にも、さまざまな人がいます。
もし『男性はこうあるべき』『女性はこうあるべき』といった性別による固定観念が強ければ、その枠に当てはまらない人は居心地の悪さを感じるだけでなく、周囲に合わせるために本当の自分を隠し、時には嘘を重ねて過ごさざるを得ないような、深い心苦しさを抱え込んでしまうことがあります。本当の自分を伏せ続けることは、心にとても大きな負担がかかるものです。
一方で、『〇〇らしく』ではなく『あなたらしく』いていいんだよ、という優しい前提で接することができれば、お互いを尊重し合い、誰もが安心して過ごせる環境づくりにつながります。
♧ 社会ではどのような取り組みが進んでいるのか
社会でも、多様性を尊重する取り組みが少しずつ広がっています。
例えば、
・同性パートナーを配偶者と同等に扱う福利厚生制度を導入する企業
・性別欄を「男女」のみではなく、自由記述や任意回答とする企業・団体
これらは特定の人だけを優遇するためではなく、多様な背景を持つ人が安心して生活し、能力を発揮できる環境を整えるための取り組みです。
♧ ダイバーシティを掘り下げる
ダイバーシティとは、「違いをなくすこと」ではありません。「違いがあっても互いに尊重し合える社会をつくること」です。LGBTQ+への理解を深めることは、その考え方を実践する第一歩になります。相手の立場を想像し、決めつけや偏見を持たずに接することが、誰もが暮らしやすい社会につながっていきます。
♧ 私たちにできること
私たち一人ひとりにできることは、まず正しい知識を身につけることです。そして、目の前の人を先入観で判断せず、その人らしさを尊重することです。多様性を認め合う社会は、LGBTQ+の人だけではなく、年齢や障がい、国籍など、さまざまな違いを持つすべての人にとって生きやすい社会につながります。誰もが何らかの個性や違いを持っているからこそ、多様性は決して他人事ではありません。
♧ おしまいに
LGBTQ+について考えることは、特定の誰かの問題を理解することではなく、社会全体のあり方を見つめ直すことでもあります。人の性の在り方は一つではなく、それぞれがかけがえのない個性です。その違いを否定するのではなく、自然なものとして受け止め、お互いを尊重しながら生きていくことが、真のダイバーシティにつながります。
理解し合える社会は、誰か一人のためではなく、私たち全員にとって暮らしやすい社会につながります。そのためにも、正しい知識を身につけ、相手を決めつけず、一人の人として向き合う姿勢を大切にしていきたいものです。
ダイバーシティへの理解は、一朝一夕で深まるものではありません。しかし、一人ひとりの小さな理解と行動が、誰もが安心して自分らしく生きられる社会への第一歩になるのではないでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
また次の機会にお会いしましょう。

