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【花粉症の新常識】2人に1人が抱えている:かくれ秋花粉症とその対策

趣味・日記
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こんにちは!就労継続支援B型事業所かなうラボの利用者のノゾミです。

残暑が過ぎ去り秋の季節が訪れた今、国民病ともいわれる「花粉症」が再び猛威を振るい、私たちの多くを悩ませています。
今回のブログ記事では、花粉症の新状態である「かくれ秋花粉症」について注意すべき点とその効果的な対策について実体験を踏まえながら、今すぐにでも役立つ情報を共有できればと思います。

花粉症について

皆さんは花粉症と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?


よく想起される代表例といえば、春の季節に伴い花粉症を発症したり、症状が顕著に現れるイメージなどがあるかと思います。

実際に日本人の花粉症の約70%がスギ花粉症だといわれています。
その理由は、日本の国土の中でスギ林の面積が最も多く、全国の森林の18%を占めているからです。
10月の中旬あたりに花粉が作られ、年を越して暖かくなり始める2~4月に最も花粉が飛散します。スギ花粉は飛散距離が長く、スギ林は広範囲に分布しているため全国的に発症しやすいと考えられます。

しかし、花粉の飛散自体は春に限らず秋やその他の時期にも発生しており、代表的な例としてはブタクサ(8~10月)やヨモギ(8~10月)などが挙げられます。
これらの植物は背が低い草花で河原や公園などに生息しているので、このような場所の近くを避けることが大切です。


秋の花粉症に関する以下の調査結果(複数回答可)が報告されています。

■花粉症の人のうち、春に症状が出る人は70%、秋に症状が出る人は36%
花粉症の548名にどの時期に花粉症の症状が出るか調査しました。
その結果、春の花粉症(スギ・ヒノキ花粉など)は70%、秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなど)は36%となりました
引用元:2人に1人が”かくれ秋花粉症”の可能性があることが判明!春と比べて秋の花粉は粒子が小さく、咳・喉の違和感を風邪と誤認するケースも | 医療法人社団エムズのプレスリリース

言い換えれば、花粉症を発症するリスクは春のみならず他の季節でも十分に考えられるということでもあります。

かくれ秋花粉症とは

秋の花粉症は、くしゃみや鼻水、目のかゆみや充血といった典型的な症状に加えて、咳やのどの違和感など風邪のような症状が出る場合があることが最大の特徴です。
これは、秋に飛散するブタクサなどの花粉が春のスギ花粉に比べて粒子が小さく、気道の奥(喉・気管支)まで届きやすいためと考えられます。また、風邪の場合は数日で症状が改善することが多いのに対し、花粉症による症状はアレルゲンなど原因物質にさらされている限り、長期間続く可能性があります。

風邪と花粉症では、治療法が異なるため「熱がないのに咳が止まらない」「のどの違和感が続く」といった場合は花粉症の可能性を疑い、早めに病院で診てもらうことが重要です。
ただ、一般的にそのような花粉症との関連性は想像されにくく、風邪薬等を服用するにとどまるケースが多いため「かくれ秋花粉症」を患う方が増えてきています。

各地域における花粉症事情

花粉症の発症は国内でも地域によって事情が異なります。

以下のアンケート調査によりますと、「自分は花粉症である」と回答した人の割合が最も高かった都道府県は山梨県であることが分かりました。

都道府県別にみると、最も花粉症の方の割合が高かったのは山梨県で63.1%、2位は静岡県で62.5%、3位は埼玉県で62.0%でした。全国平均の55%を超える県は本州の太平洋側に集中しており、特に関東甲信と東海で60%を超える県が多くなりました。

引用元:2人に1人以上が花粉症、すでに過半数が発症も対策は遅れ気味 | Weathernews Inc.

また上記記事によりますと、花粉観測機による観測結果で花粉飛散量の平均値を参照してみると、東北北部の一部や福島県、関東甲信、東海などで特に飛散量が多いことがわかります。

背景として考えられるのは、これらの地域は面積全体における森林の割合が非常に高く、その中でも花粉症を引き起こすスギやヒノキが多数を占めているという地域ならではの事情があると考えられています。

特に山梨県は山間部に位置しており、山に囲まれた盆地であるため飛散期間が長くなる傾向があります。
つまり花粉症を発症する条件が揃った環境と言えます。

逆に花粉飛散量が少ない代表例が北海道と沖縄です。
花粉の原因であるスギやヒノキなどが他地域と比べて少ないなど、本州とは異なる独自の自然環境と気候条件が理由として考えられています。

かくれ秋花粉症に効果的な対策

ここからは「かくれ秋花粉症」に効果的な対策を3つ紹介できればと思います。
誰でもすぐに取り組めるような内容になりますので、ぜひ活用しながら花粉症を克服していきましょう!

①マスクや花粉対策用メガネの活用

鼻の穴の中に入れて花粉の侵入を減らすマスク、レンズの周りにフードがついており花粉が目に入りにくい構造のメガネなど花粉症対策に特化した市販グッズも購入できますので、是非この機会に試してみてください。

②食生活の改善

アレルギーの症状を和らげるためには、食事の内容や規則正しい食生活に改善することが欠かせません。

とくに添加物が多く含まれた加工食品やアルコールの摂取は、症状を悪化させる原因となります。

しっかりと栄養を取れる食事バランスにすることで、花粉症に対する体内の免疫力が高まり、アレルギー反応を抑える効果が期待できます。

③鼻うがいの習慣化

鼻呼吸をしていると花粉だけでなく空気中を漂っているホコリ、ウイルスなども一緒に吸ってしまうため、鼻の中を清潔にすることは花粉症のみならず体調管理にも役立ちます。

鼻うがいとは、鼻の中に液体を通してうがいをするセルフケアの一種で、喉のうがいでは届かない鼻の奥にある気管も清潔にすることができます。

鼻うがいは、専用の洗浄器具と洗浄液を使うことで、痛みを伴わず鼻うがいができます。また、様々なタイプの洗浄器具からライフスタイルに合わせて洗浄器具を選べるため、自分に適した商品を選ぶことが重要なポイントになります。

注意点は、水道水や真水を鼻に流し込むと雑菌が入り込むリスクがありますので、鼻うがいを行う際には水道水や真水を使うことは避け、専用の洗浄液を使用するのが効果的です。

正しい方法で、安全かつ快適な鼻うがいを実践しましょう!

まとめ

本記事の内容が花粉症にお悩みの方への参考になれば幸いです。
花粉症と上手く付き合いながら快適な日常生活を手に入れていきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。