みなさま、ごきげんよう。
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のmayoです。
突然ですが、質問です。
あなたは何をしているときが、一番楽しいですか?

就職活動の面接でも聞かれ、初対面の飲み会でも聞かれ、なぜか人生の節目節目に飛んでくるこの質問。
皆さんなら、どう答えますか?
読書です。
ランニングです。
料理でしょうか。
……なんだか、ちゃんとしている人の答えが並びそうですね。
私が胸を張って答えるのは、音楽を聴くこと、アニメやドラマを観ること、そして寝ること。
この3つの柱が、私の毎日を支えています。
異論は……まあ、聞くだけ聞きます。
楽しいことは、ご褒美ではなく燃料なのかもしれない
最近、こんなことを感じます。
休むことにも、趣味を楽しむことにも、どこか罪悪感を覚えやすい時代になったな、と。
SNSを開けば、誰かが資格を取っている。
誰かが副業を始めている。
誰かが朝5時に起きて勉強している。
何もしていない自分だけが取り残されているような気持ちになる日もあります。
でも、人はずっと走り続けられる生き物ではありません。
厚生労働省は、健康づくりのためには十分な休養や睡眠が重要であることを紹介しています。また、世界保健機関(WHO)も、健康とは病気がない状態だけではなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態であると定義しています。
つまり、休むことや好きなことを楽しむことは、怠けることではありません。
心を整え、また前を向くための、大切な時間です。
私は、その役目をこの3つの趣味に任せています。
第1の喜び 音楽という名の感情のサブスクリプション
まずは音楽です。

音楽を聴いていると、私はかなりの部分の感情を音楽側にゆだねています。
悲しい曲なら素直に泣ける。
元気な曲なら、不思議と身体が軽くなる。
何も変わっていないはずなのに、
今日はなんだかやれそう。
そんな根拠ゼロの全能感までプレゼントしてくれます。
これって、すごいことだと思うんです。
何もしていない。
それなのに、気持ちはちゃんと動いてくれる。
音楽は、感情をゼロからひねり出さなくても、そっと背中を押してくれる存在です。
いわば、感情のサブスクリプション。
登録不要、月額無料。
耳さえあれば、その日の気分に合わせた喜怒哀楽がいつでも使い放題です。
音楽がストレスの軽減や気分転換につながる可能性は、多くの研究でも報告されています。
とはいえ、今日は論文の話をしたいわけではありません。
ただ一つ。
好きな曲に助けられる日って、ありますよね。
私は洗い物をするとき、必ず音楽を流します。
あの瞬間だけは、皿洗いが家事ではなくライブになります。お気に入りのイントロが流れた瞬間、スポンジをマイク代わりにしてしまうことも。
泡だらけの手でリズムを取りながら、
心の中では武道館。
皿洗いが終わる頃にはアンコールまで歌い切っています。
拍手が聞こえる気がします。
たぶん幻聴です。
第2の喜び アニメ・ドラマという人生の試着室
次はアニメとドラマです。

これについては、ちゃんとした趣味感を出したいところですが、実態はこうです。
あと1話だけ。
その一言を信じた結果、
気づけば夜中の2時。
洗濯物は干し忘れ。
登場人物が亡くなれば本気で泣く。
毎回きれいに感情を持っていかれています。
でも、だから好きなんです。
アニメやドラマは、自分の人生をほとんど消費せずに、別の人生を体験させてくれます。
私は今日もソファの上で、大好きなアニメ『オーバーロード』の世界に入り込んで最強の魔王気分を味わったり、宇宙を旅したりしています。
移動費ゼロ。
体力消費ゼロ。
感情だけは全力疾走です。
部屋から一歩も動いていないのに、心だけ何千キロも旅をしている。
冷静に考えると、不思議な趣味ですよね。
もちろん落とし穴もあります。
あと1話だけ。
あの言葉だけは、信用してはいけません。
『次の話のオープニングだけ…』なんて言い訳をしながら、1話のつもりが3話になり、気づけば最終話まで駆け抜けてしまいます。
そして深夜。
終わってしまった。
そうつぶやいて、天井を見つめる時間までがワンセットです。
フィクションなのに、本気で寂しい。
でも、それだけ心を動かされたということなのでしょう。
それはきっと、作品が人生の一部になった証拠なのだと思います。
第3の喜び 睡眠という最強の回復魔法
そして最後にして最強。
寝ることです。

音楽も好き。
アニメも好き。
でも、睡眠には勝てない日があります。
寝ている間だけは無敵だからです。
嫌なことを考えなくていい。
誰かと比べなくていい。
何かを決断しなくていい。
作業に追われているときや、乗り物の中で気を張っているとき。
知らず知らずに入ってしまう『ちゃんとしなきゃ』のスイッチを、一度切ることができます。
睡眠は、脳や身体を回復させるうえで欠かせないものだとされています。
だから私は思います。
寝ることは、サボることではない。
明日を迎える準備です。
そして至福の瞬間があります。
休日の朝。
一度目が覚める。
時計を見る。
予定がない。
その瞬間、ふかふかの布団の温もりを噛み締めながら、もう一度深く潜り込む。
あれは人生でもトップクラスの幸福体験ではないでしょうか。
二度寝。
人類が発明した最大の贅沢です。
異論は認めます。
でも、私は譲りません。
楽しいことは、自分を守る技術
以前の私は、楽しいことは頑張った人へのご褒美だと思っていました。
でも今は少し考え方が変わりました。
楽しいことは、ご褒美ではありません。
心が壊れないための燃料です。
もちろん、人生は楽しいことだけではありません。
やらなければならないこともあります。
逃げられない日もあります。
それでも、自分を回復させるものを知っている人は、少しだけ前を向きやすくなる気がします。
音楽で心を整える。
アニメやドラマで感情を動かす。
睡眠で全部リセットする。
この3本柱があれば、たいていのことは何とかなる。
もちろん、本当に何とかなる保証はありません。
でも、「何とかなる気がする」。
その感覚が、人をもう一歩だけ前へ進ませてくれることもあるのではないでしょうか。
だから私は、これからも好きなものを好きでいたいと思います。
今日5分だけでも、好きな音楽を聴いてみる。
今日だけは、あと1話を自分に許してみる。
今日は30分だけ早く寝てみる。
そんな小さな「楽しい」を積み重ねることが、明日の自分を少しだけ元気にしてくれるかもしれません。
さて、今夜は何を観ましょうか。
あと1話だけ。
その言葉を信じて、たぶんまた始めます。
みなさんにも、『これがあるから毎日を乗り切れる』という大切な心の燃料はありますか?
もしよかったら、ぜひ教えてくださいね。
それではまた、どこかでゆるくお会いしましょう。


