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果物の迷信と本当のこと

趣味・日記
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昔から語り継がれてきた”ウワサ”

こんにちは、就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のフルーツ図鑑です。
皆さんはこのような迷信、言い伝えなどを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
夜にリンゴを食べると体に悪い」「スイカと天ぷらを一緒に食べるとお腹を壊す」「バナナは太る」──。
果物には昔から数え切れないほどの迷信や言い伝えがあります。祖父母から聞いたりするものや、
テレビやインターネットで見聞きしたことがあるものも多いでしょう。

しかし、それらは本当に正しいのでしょうか?

実は、昔の人の知恵として理にかなっているものもあれば、現在の科学では根拠が確認されていないものもあります。また、一部だけ正しく伝わっているために、誤解が広がってしまった例も少なくありません。
今回は、果物にまつわる代表的な迷信を紹介しながら、その真相を分かりやすく解説していきます!

「夜に果物を食べると太る」は本当?

これは昔から非常によく聞く迷信ですね。
結論から言えば、「夜だから果物だけが特別太る」という科学的根拠はありません。
体重が増えるかどうかは、一日の総摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスによって決まります。そのため、昼に食べても夜に食べても、同じ量であれば基本的に摂取エネルギーは変わりません。

では、なぜこのような話が広まったのでしょうか?

夜は活動量が少なくなるため、夕食後にデザートとして果物を追加すると、結果的に一日の摂取エネルギーが増えやすくなります。つまり、「夜の果物」が問題なのではなく、「食べ過ぎ」が問題だったのです。
もちろん、果物には果糖やブドウ糖などの糖質が含まれるため、大量に食べれば脂肪蓄積などにつながる可能性はあります。
しかし、適量であればビタミンや食物繊維、水分を効率よく摂れる食品として優秀です。

「バナナは太る」は本当?

これも誤解されやすい迷信です。
バナナは甘いため、高カロリーだと思われがちですが、一般的な1本(約100g)はおよそ93kcal前後です。
お菓子やケーキ、菓子パンなどと比べれば決して高い数値ではありません。
さらに、

・食物繊維
・ビタミンB6
・カリウム
・炭水化物


などをバランスよく含み、腹持ちも比較的良い果物です。
スポーツ選手が試合前や補給食としてバナナを食べることが多いのは、エネルギー源になりやすく、消化もしやすいためです。
もちろん何本も食べれば摂取エネルギーは増えますが、「バナナだから太る」というわけではありません。

「スイカと天ぷらは食べ合わせが悪い」は本当?

昔から有名な食べ合わせの迷信です。
現在の医学では、この組み合わせ自体に有害性があるという証拠は確認されていません。
ただし、理由が全くないわけではありません。
スイカは水分が非常に多く、天ぷらは脂質が多い料理です。
胃腸が弱っている人や、一度に大量に食べた場合には、胃腸への負担が大きくなり、不快感や消化不良を起こすことがあります。
つまり、「組み合わせが危険」というより、「食べ過ぎると胃腸に負担がかかる」ことが昔の経験から言い伝えになった可能性があります。

「柿とカニは一緒に食べてはいけない」は本当?

これも日本では古くから知られる食べ合わせの言い伝えです。
しかし、現在の医学では、健康な人が柿とカニを一緒に食べること自体に有害性があるという科学的根拠は確認されていません。

一方で、柿にはタンニンが含まれています。特に未熟な渋柿に多く含まれる可溶性タンニンは、まれに胃の中で胃石(柿胃石)の形成に関与することがあると報告されています。ただし、これは大量に摂取した場合などに限られる比較的まれなケースであり、通常の量の熟した甘柿を食べて問題になることはほとんどありません。

また、カニはたんぱく質を多く含み、食べ過ぎると消化に時間がかかることがあります。そのため、胃腸が弱っている人が両方を一度に大量に食べた結果、胃もたれや消化不良を起こし、「食べ合わせが悪い」という言い伝えにつながった可能性があります。
現在では、「柿とカニは一緒に食べてはいけない」という説を裏付ける科学的な証拠はありません。

「みかんを食べ過ぎると手が黄色くなる」は本当?

これは半分本当です

みかんにはβ-カロテンが含まれています。
極端に大量のみかんニンジンカボチャなどを食べ続けると、「柑皮症(かんぴしょう)」または「カロテン血症」と呼ばれる状態になり、手のひらや足の裏が黄色っぽく見えることがあります。
ただし、病気ではなく、多くの場合は摂取量を減らせば自然に元へ戻ります。
黄疸とは異なり、白目まで黄色くなることはありません。

つまり、「手が黄色くなる」という話には医学的な根拠があります。

「リンゴは医者いらず」は本当?

英語には、

An apple a day keeps the doctor away.

という有名なことわざがあります。
もちろん、毎日リンゴを食べるだけで病気を予防できるという意味ではないので気を付けてください。
しかし、リンゴには食物繊維(ペクチン)ビタミンCカリウムポリフェノールなどが含まれています。特にポリフェノールは果皮や果皮に近い果肉に比較的多く含まれているため、よく洗ったうえで皮ごと食べる人も少なくありません。

リンゴは万能薬ではありませんが、栄養バランスの良い食生活の一部として取り入れる価値の高い果物といえます。

「レモンはビタミンCが一番多い」は本当?

意外に思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
レモンはビタミンCが豊富な果物として広く知られていますが、100gあたりのビタミンC含有量では、生のレモン果肉よりもキウイ、アセロラ、柿などの方が多い場合があります。
レモンが「ビタミンCの代表」として有名になった背景には、酸味の強さからビタミンCを連想しやすいことや、飲み物や料理に幅広く利用されることも影響していると考えられています。

つまり、「レモン=ビタミンCが最も多い果物」というわけではありません。

「果物だけ食べれば健康になる」は本当?

これは明確に誤りです。
果物は非常に優れた食品ですが、それだけでは健康に必要な栄養素をすべて満たすことはできません。
特に不足しやすいものとして、

・たんぱく質
・ビタミンB12
・鉄
・カルシウム
・必須脂肪酸

などがあります。
そのため、果物だけの生活を長期間続けると栄養バランスが崩れる恐れがあります。
健康のためには、野菜、穀物、肉、魚、大豆製品、乳製品などを組み合わせた食事が基本になります。

「果物は甘いほど栄養がある」は本当?

これも誤解です
糖度が高いことと、栄養価の高さは必ずしも一致しません。
例えば、

・イチゴは比較的糖度が低めでもビタミンCが豊富です。
・キウイはビタミンCや食物繊維を多く含みます。
・ブルーベリーにはアントシアニンなどのポリフェノールが含まれています。

果物ごとに特徴的な栄養成分があり、「甘い=栄養価が高い」「甘くない=栄養が少ない」とは言えません。

「果物は冷凍すると栄養がなくなる」は本当?

こちらは必ずしも正しくありません。
家庭で適切に冷凍した場合、多くの栄養素は比較的よく保たれます。ビタミンCなどの一部の栄養素は保存期間や解凍方法によって減少することがありますが、冷凍しただけで栄養がほとんど失われるわけではありません。
また、市販の冷凍果物は収穫後すぐに冷凍加工されることが多く、旬の時期の栄養価を比較的良好な状態で保っている場合もあります。
冷凍保存は長期間おいしく保存できるだけでなく、食品ロスの削減にも役立つ便利な方法です。

昔の迷信には「経験」が隠れている

昔の人たちは現代のような栄養学を知りませんでした。
それでも長年の経験から、

・「食べ過ぎると体調が悪くなる
・「暑い日に傷んだ果物を食べるとお腹を壊す
・「熟しすぎた果物は腐りやすい

などを生活の知恵として子どもたちへ伝えてきました。
それが時代を経る中で、「絶対にダメ」「危険な組み合わせ」といった少し強い表現へ変化し、迷信として残ったものも少なくありません。
つまり、多くの迷信には当時の生活環境や経験に基づく背景があり、すべてを単なるデマとして切り捨てることはできないのです。

おわりに

果物にまつわる迷信は、日本に限らず世界中に数多く存在します。
その中には、現代の科学でも一定の説明ができるものがある一方、長い年月の中で誤解や言い伝えが独り歩きしたものもあります。
大切なのは、「昔から言われているから正しい」と思い込むことでも、「迷信だから全部間違い」と決めつけることでもありません。なぜその話が生まれたのかを知り、現在の知識と照らし合わせながら判断することが重要です。
果物は、ビタミンやミネラル、食物繊維、ポリフェノールなど、多様な栄養素を含む魅力的な食品です。それぞれに個性があり、旬や産地によっても味わいは変わります。

今回紹介した迷信をきっかけに、普段何気なく食べている果物を少し違った視点で眺めてみてください。きっと、これまで以上に果物の奥深さや面白さに気付けるはずです♪

ここまで読んでいただきありがとうございました。