こんにちは🌸利用者のカンカン帽です👒
前回は「障がい者読本①」として、障がい全般と受けられるサービスなどを記しました。
障がいに陥ってしまうと自暴自棄になりがちです。障がい者となったら、どういった訓練をしていけばいいのでしょう? どんな考えのもとに、どんな行動を心がけておくと、将来的に自分が助かるのでしょうか? お医者さんからはこの手の話はあまり教えてくれません。
今回はこの辺について語っていきます。具体例を挙げて示したいので、少し自分のことを語ってしまいますが、よろしくお願いします。

①自分を知る
◆なにができないのか?
まずは自分の能力をはっきりさせるところからです。
私の障がいであれば、一時記憶が苦手です。苦手というか無理です。新しい単語なら見事なほど耳を通り抜けていきます。うっすらとイメージできても数秒で頭の中から消えてしまうのです。初対面で初耳の苗字は、覚えることはできません。
方向感覚もとても苦手です。昔はよく迷子になってしまい、どっちに進めば帰ることができるのか。不安に襲われたものです。東西南北を意識すると直ると聞きますが、いまは北を向いてるという一時記憶が保てないのですから無理ですよね(苦笑)。
◆どうやって生活しているのか?
〇役所関係ならその旨を伝えれば対応はしてくれるでしょう。しかし公共料金などのコールセンターに電話するときなど、障がいの旨を伝えて、相手もそれを理解して適宜に対応してくる、なんてそれほど優しい世の中でもありません。
対応方法としては、自分の口で復唱することとメモを取ることです。自分の口で言うと多少は脳に留まってくれます。これとメモを併用してなんとかやってるのが現状です。
〇初対面で初めて耳にするお名前など
漢字を知り・調べ、脳に焼き付くまで繰り返して、その人に何度か話しかける。そうでもしないと覚えません。これが困りものです。人の名前を間違えるのは失礼ですからね。
〇方向音痴については、スマホに頼りっぱなしです。以前スマホについて注意する記事を書きましたが、この点はフルに活用しています。方向音痴の人々にとっては便利な世の中になりましたね。
と、まあ「障がい者読本①」で示した通り、薬でまるっと治るわけではないので個々人での創意工夫がとてもとても大切になってくるのです。
◆できないことが分かりその対策法を作ったら、今度はできることを増やします
①リテラシーを身に着ける
最近はネットリテラシーという言葉で、耳にすることが多いのではないでしょうか?
ここではもともとのリテラシー、つまり「読み書き能力」を指します。
これに映画などを「観る」力を加えて、
「読む」
「書く」
「観る」
これらを徹底的にスキルアップさせてください。私がこの記事を書いてるのも「書く・読む」を徹底的に磨き上げたからですし、動画を作ることができているのも映画を山ほど観ていた過去が大きく影響しています。ライターをしていた頃は、動画を作るなんて想像もしてませんでしたけどね。
最近は「情報リテラシー」や「メディアリテラシー」など、これに関する言葉が増えてきています。ネット上の詐欺が蔓延してる近年において、また自分がこのネット社会をフルに活用するためにも、これらを身に着けておいて損はありません。
いくら設備としてセキュリティがしっかりしていても最終的な判断は自分だということを忘れないでください!
このためにも基礎となる「読む・書く・観る」のスキルアップをしておくのが賢明というお話です。ほかに「話す・聴く・歩く」などがあります。要は、特別なスキルは必要ないので、普段使ってるスキルを向上させておきましょうということです。それだけでもわれわれの心はだいぶ強くなります。
②生きているという感覚
日々自暴自棄に陥らないように、ちょっとずつでもいいので「生きているという感覚」を得ることがとても大切になってきます。
私で例を挙げるなら、普段は「かなうラボ」を利用する。終わったら夕食を買いにスーパーへ。時間ができたらランニングしに緑の多い公園へ。ネットを適度に使い、寝る前は読書。休みの日はできるだけ外へ。本を買いに行ったり、美術館へいったり。こういう風になんらかの形で社会と関わっている感覚を得ることが、心を健康に保つためにとても大切なのです!
③睡眠
私の記事「人間の脳とスマホとの共存はできるのか?」でも触れましたが、とにかく睡眠をしっかりとってください。
障がいをもつ友だちの家に行くと寝床でスマホをいじっている姿をよく見かけますが、絶対習慣化させないでください。
人間の脳はその「場所」ですることを覚えます。寝床でスマホばかりいじっていると、寝床の場所はスマホをいじるところだと脳が認識してしまい、入眠を阻害するだけでなく睡眠の質も落ちてしまいます。寝床のスペースは寝ることだけを心掛けてください。
分かりやすくするため、しつこかったかもしれませんが「私」の例を出しました。
ご参考になれば幸いです。
本日はこの辺にてm(__)m。
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参考文献
『最高の体調』鈴木 祐 著(クロスメディア・パブリッシング)
『嫌われる勇気』岸見 一郎 古賀 史健 著(ダイヤモンド社)
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