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ADHDとおうち

趣味・日記
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「最重度の不注意」な私の、探し物だらけの日常〜

こんにちは!就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のみるくです。

 自己紹介ページにも書いたと思うのだけれどわたしは「ADHD」を持っています。

大学病院での検査結果とストラテラの効果

 大学病院の専門的な精密検査をしたところ、「最重度の不注意」でした(笑)だからストラテラとかインチュニブなどのADHD緩和薬を飲んでも、ミスが減るような劇的な変化(不注意の改善)はないけれど、脳内のノイズが消えて『静かになる』感覚はあります。さてさて今回はADHD、とりわけ「不注意」がある人が自宅の中がどう散らかっていくかを紹介していきます(笑)

なぜADHDだと部屋が散らかるのか(視界のナゾ)

 障害の度合いにもよるのでしょうが、私の場合、気づいたら部屋がとんでもないことになっています(笑)。 誰かに指摘されて初めて「えっ、汚い!?」と驚く。一番ひどい時は、まさに足の踏み場もない状態でした。

 なぜ気づかないのか? それは、常に「近くの1点」しか見ていないから。

 目の前のスマホ、目の前のコップ……。その周囲にある脱ぎっぱなしの服や積み重なった本が、背景として脳から消去されちゃっているんです。「全体像」という概念が視界にないんですよね。

 そんな私がどうやって現実に気づくかというと、ある日ふと、ベッドの上からぼーっと部屋を見渡した瞬間です。 「……待って、私の部屋、ヤバくない?」 突然、パズルのピースが繋がるように惨状を把握するんです(笑)。

 でもそういえば、最近はそこまでひどいことにはなっていません。 もしかしたらストラテラのおかげで、脳内の霧が晴れて「部屋の全体像」を捉える余裕が生まれているのかもしれませんね😇

片付け

 「片付け」という名の、新たなミステリーの始まり

 片付けをすること自体はいいんです。でも、困ったことに「どこにしまったか」という記憶が、片付けた瞬間にシュンと消えてしまうんですよね。

 我が家の床の上には物があふれていますが、実は引き出しの中は意外と綺麗だったりします。なぜなら……一度出したものを「元の場所」に戻すという工程が存在しないから!(笑)

 そしてもう一つの悩みは、書類が捨てられないこと。 「いつか必要になるかも」「捨てたら二度と手に入らないかも」という不安が強くて、机の上やフォルダーがどんどんパンパンになっていきます。

 年末に意を決して精査するまでは、ひたすら積み上がる書類の塔……。この「心配で捨てられない」というのも、片付けを阻む大きな壁の一つなのかもしれませんね。

「元の場所に戻して」ができない理由と、現代の神器(GPSタグ)

 「元の場所に戻せばいい」という呪文への回答

 ADHDの人なら、人生で100回は言われたことがあるのではないでしょうか。 「物を失くさないためには、使ったら元の場所に戻したらいいんだよ(ニッコリ)」

……。 「そんなん出来てたら、障害じゃないわ!!!」

と、いつも心の中で絶叫してしまいます。それが「できない」からこそ、私たちは困っているんですよね。

例えば、私の「鍵失くしルーティン」はこうです。

  1. 鍵を使って家に入る。
  2. 「喉が渇いた〜」と居間へ直行。
  3. 炭酸水(ノンカロリー)を飲む。

……はい、この時点で「鍵」という概念は私の脳内から消滅しています。

 そのままテレビを見て、いざ外出しようとした時に「あれ?鍵がない!」とパニックになるのがお約束。

 でも、今は良い時代になりました。 鍵、お財布、自転車……ありとあらゆるものにGPSタグをつけています。スマートウォッチのおかげで、行方不明のスマホもすぐに見つかる。 精神論で解決できないことは、テクノロジーに頼り切る。これこそが、私たちが穏やかに生きるための正解だと確信しています。感謝感謝です。

「探し物」がもたらす精神的・経済的なしんどさ

 常に「物を失くさないように」と気を張って生きるのは、想像以上に疲れます。 実はこの記事を書く直前にも、デパコスのアイシャドウパレットを失くしました……。

コンパクトで可愛いけれど、失くすと見つけにくい。 お化粧箱に入れたはずなのに、どこを探しても見つからない。

 結局、今日見つからなければ新しく買います。 でも、絶対に「違う色」を買うんです。同じのを買って、後から見つかった時のあのショックには耐えられないから……。

「そんなに高いの買わなきゃいいのに」と言われるかもしれません。でも、デパコスは発色が最高なんです。譲れないこだわりがあるからこそ、失くした時のしんどさは倍増します。

 昔は躍起になって探していましたが、今はもう「諦めて買い直す」ことにしています。 子どもなら脳の成長に期待もできますが、私はもう大人。これ以上を望んで自分を追い詰めるより、潔く諦めるのが、私なりの「自分を守る方法」なんだと思っています(笑)。

過去の痛みと、今の理解ある環境への感謝

 過去の棘と、今の「居場所」への感謝

 あまりネガティブなことを書くのは好きではないのですが、過去を振り返ると、ADHD特有の失敗を責められることもたくさんありました。

 特に部屋の散らかりについては、親からかなりきつい言葉を投げかけられたこともあります。親からの「理解」というか、ありのままの自分への「許し」がない状態というのは、本当に心が削られるものです。

 職場でのカミングアウトも、当時は「甘え」の一言で片付けられてしまいました(笑)。 どんなに自分なりに努力を重ねても、どうしてもミスが出てしまう。そのギャップに追い詰められて、最後は退職を選ばざるを得ない……。そんな時期もありました。

 でも今は、「かなうラボ」という場所で、自分の特性に合ったお仕事をさせていただいています。

 もちろん、今でもADHDの要素が出て大変な時はありますが、それを個性として受け入れてもらえる環境がある。大きな負担を感じることなく、自分らしく働けている今の毎日に、心から感謝しています。

片づけ方

 結局、どう片付けるの?

うーん……片付け方。 うーん、うーん……。

結論、「地道に片付けるしかないね!」という答えにたどり着きました(笑)。

……あ! たった今、失くしていたアイシャドウパレットを見つけました!良かった〜!!

実はこれ、お店のBAさんに反対できなくて買っちゃったイエローベースのシャドウなんです(笑)。でも、AIに相談していい感じの活用方法を教えてもらったので、今はとってもお気に入り。

こんな風に、失くして、見つけて、誰かに(あるいはAIに)頼りながら、一歩ずつ進んでいく。 そんな私の「ADHDとおうち」の日常でした。