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くるん、と笑顔をくれたあの子

趣味・日記
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こんにちは。就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のりりぃです。

あの子のことを思い出すと、今でも胸の奥がじんわりあたたかくなる。
昔、一緒に暮らしていた黒色の愛犬は、子犬のころにもらってきて、中型犬の大きさまで成長した、私にとってかけがえのない存在だった。

名前は、母と一緒に考えてつけた。あれこれ候補を出し合いながら、「この子にぴったりなのはどれだろう」と笑い合った時間も、今では大切な思い出のひとつだ。最終的に決まった名前には、家族の想いがぎゅっと詰まっていて、その名前を呼ぶたびに、自然と笑顔になれたのを覚えている。

毎日の暮らしの中で、あの子はいつもそばにいてくれた。何気ない日常の中で、ふとした仕草や表情に癒されて、「かわいいなぁ」と何度も思ったものだ。言葉は通じなくても、気持ちはちゃんと伝わっているような、そんなあたたかい関係だった。

子犬のころのあの子は、とにかく元気いっぱいだった。犬には珍しく、床の上でくるっと軽やかに前回りするのが得意で、その姿を見るたびに、思わず笑顔になってしまうほどだった。その様子を見て、父はいつも「すごいなぁ」と驚いていた。何度見ても飽きることがなく、少し誇らしそうに話していたのも印象に残っている。

お散歩の時間も楽しみのひとつだった。外に出ると嬉しそうに歩き出して、時には寄り道をしたり、気になる匂いを見つけて立ち止まったり。そのひとつひとつが愛おしくて、同じ道でも毎日違う発見があった。あの子と過ごすことで、日常が少し特別なものになっていたように感じる。

そんな日々がずっと続くような気がしていたけれど、あの子はしばらく体調を崩していて、ある日、別れのときがやってきた。あの子がいなくなってから、家の中は少し静かになったように感じる。ふとした瞬間に思い出しては、胸がぎゅっと締めつけられるような寂しさに包まれることもある。それでも、楽しかった時間や思い出は、今も心の中でやさしく輝いている。

後日、静岡県にあるペットの共同墓地を訪れた。少し遠出にはなったけれど、「きちんとお別れをしたい」という気持ちが強くて足を運んだ。静かな場所で手を合わせながら、「今までありがとう」という感謝の気持ちと、「どうか安らかに眠っていてね」という願いを伝えた。

その時間を過ごしたあと、少しだけ心が軽くなった気がした。寂しさが消えることはないけれど、あの子との思い出は、これからもずっと自分の中で生き続けていくのだと思う。

あの子がくれたたくさんの癒しや優しさ、そして一緒に過ごした日々は、何にも代えがたい宝物だ。思い出すたびに少し寂しくなるけれど、それ以上に「出会えてよかった」と心から思える。

これからも、ふとした瞬間に思い出しながら、心の中でそっと語りかけていきたい。
「ありがとう。これからも見守っていてね」