
みなさまこんにちは!
現代アートが大好きな、就労継続支援B型かなうラボ利用者のちゅぱかぶらです。
最近、色々なところで「現代アート」という言葉や、展示の案内を聞きませんか?
でもみなさん、正直なところ……
「現代アートってわけわからん!」って思いません?
私自身も数々の展示に行って、行くたび思います。なんじゃこりゃあ~って。
でもそれこそが、「現代アート」の楽しみ方でもあるのです!
今回は私が、「現代アート」を楽しむための個人的な秘訣を伝授いたします!
はじまりは「便器」!?
そもそも現代アートの発端と言われているのは、マルセル・デュシャンという作家がニューヨークの展示会で提出した、『泉』という作品です。
その展示会は出展料を払えば「無審査・無賞・自由出品」という企画でした。しかし展示会の主催者は、彼の作品を「こんなものは芸術ではない!」と切り捨てて展示を拒否したのです。
それはそうだったかもしれません。なにせその『泉』という作品は、男性用小便器に「R.Mutt」と署名を描いただけのものだったのです。その便器も手作りというわけでもなく、どこでも手に入る既製品でした。

当時は、芸術・アートと言えば「手描き」「一点もの」「平面」なんてのが当たり前でした。
しかし突然その場所に飛び込んできたのが、デュシャンのこの『泉』という作品だったわけです。
しかし、今までの凝り固まった「芸術・アート」の概念をぶち壊し、観た人の心にこんな気持ちを想起させるのが、デュシャンの狙いだったのではとされていますし、私もそう思っています。
「これまでの概念を壊したこれは、果たして『芸術』と呼べるのか?」
考え続けることこそ「芸術」の楽しみ

それ以来、「手書き」「一点ものであること」をぶち壊し、既製品を利用したアートや(アンディ・ウォーホルのスープ缶に代表される、アメリカンポップアートなど有名ですね)、空間全体を利用して、絵具や彫刻だけではなく音、影、他にもあらゆるものを使う「インスタレーション」という展示も目立つようになってきました。
個人的に特にインスタレーションは、まるで自分も作品の一部になったみたいで、不思議な世界に迷い込んだようで楽しいです!
芸術家たちは常に変わりゆく何かを、あらゆる形で表現しようとしているわけです。「現代」における手法を使って。
「現代」――というより、「時代」はそもそも、うつろいゆくもの。
「これはいったい『芸術』と呼べるのか??」
私たちが作品を観て、そう考えることこそ、「現代アート」の存在する意味。
変わりゆく、うつろいゆく表現を観るのは、とても興味深いことです。
「わからない」と感じたとしても、それも一つの答えなのです!
いざ、知識ゼロでも大丈夫!現代アートの世界に飛び込んでみましょう!
そこには「現代」にしかない「芸術」の世界が待っています!