初めてインターネットに触れたのは大学生の頃でした。ヤフーの検索エンジンを開いて、友達と一緒にインターネットって何かもほとんど分からない状態で、何となく見てみたいサイトを検索してウェブデザインの素晴らしさに感動したのを覚えています。
まだインターネットインフラが整ったばかりとにかく通信速度が遅く、日常的に接触するメディアになるということは思いもしませんでした。
ADSL普及で生活が変化
ADSL回線の普及により、インターネットへの接続は格段に速くなりました。
それまではアルバイト探しといえば、コンビニでアルバイト情報誌を購入して電話で応募するという形でしたがインターネット上にもアルバイト情報サイトや転職サイトが乱立し
雑誌よりもインターネットでアルバイトを探すように変化していきました。

ウェブクリエイターを志す
日常的にインターネットを利用するようになると、自分でもウェブサイトを作ってみたいという気持ちが芽生えました。本屋でHTMLなどの教本を購入して勉強したのですがなかなか理解して活用することが出来ず、とても苦労しました。
新卒で広告代理店の営業として就職するもどうしてもウェブデザインをやりたい、という気持ちが抑えられず2年で会社を辞めて何社か派遣で業務を習得して、26歳の頃にようやくウェブ制作会社に入ることが出来ました

SNSで受け手から発信者へ
SNSという新しいメディアの誕生
初めてSNSに触れたのはGREEというSNSで、学生の頃に友達に招待してもらって知り合いの書いた記事や写真を眺めていました。ただ、まだその頃はいまいちSNSの楽しみ方が分からず、たまにアクセスしては友達の投稿を閲覧する程度でいました。
進化するSNS
しかしGREEの次にMIXIというSNSを会社の先輩から招待され、MIXIには、どっぷりとはまりました。当時はまだニッチメディアで登録しているユーザーさんはエディターやデザイナーなどクリエイティブ領域で仕事をしている方が多かったように思います。
どこの誰かも分からない人が書いた、音楽や映画、仕事観な様々などの文章を読んでいけるのは非常に楽しかったです。自分自身も趣味の領域のことをたまに日記にアップしては写真を添えて投稿したりしていましたが、どこから閲覧したのか分からないけれども文章に共感できる写真に共感できるなどアウトプットにたいしての評価が得られることも醍醐味の一つでした。
既存メディアとの違い
SNSが面白いのはテレビや雑誌、ラジオなどのコンテンツを制作する側と受け取る側という図式の中でのエンターテイメントでしたが、SNSは企業がプラットフォームを提供してコンテンツをユーザーが作成しまた、そしてそれを別のユーザーが楽しむという全く新しいものでした。どこの誰が書いた文章かも分からないけれども文章や写真などに惹かれて友達申請をすることも多々ありました。
その後はTwitter、Facebook、Instagramなど少し形態を変えたSNSが徐々に広がっていき、いまでは特に若い世代にとって生活に欠かせないメディアの一つになっているように感じます。

スマホ時代で生活がさらに変化
PCの世界でインターネットの普及率が増えていく中で、更にインターネットユーザー数を増やしたのはスマートフォンの誕生ではないかと考えています。
はじめにスマートフォンが登場した際は、特に興味を持たずケータイでPCのサイトが見れて何が楽しいのだろうと思っていました。ただものすごいスピードでスマートフォンアプリがゲームや天気情報、SNSアプリ、ネットショッピングなどコンテンツが膨大に増えていき
仕事以外ではPCよりもスマートフォンからインターネットにアクセスすることが多くなりました。
加えてスマートフォン用に表示させるスマホサイト、レスポンシブデザインが主流になってからは、スマートフォンを持っていて当たり前という時代に突入しました。

今後のインターネットの進化について
更に加速するインターネット
今後の時代もAIやDX、ROA(ロボティクスオペレーティングオートメーション)などの登場により、更に高度化されたインターネットの世界が広がっていくように思います。特に生成AIの進化は素晴らしく、写真を一枚読み込んだだけで、その読み込んだ写真の人物をダンスさせたり、物語の主人公として映像化させたりするツールも出てきています。
ここではインターネットの利便性と共に、その危険性についても記載していきます。
インターネットの利便性によるデメリット
AIやDXなどの普及により日常生活だけでなく様々なビジネスシーンでも活用され始めています。データ入力や簡単な受付作業は徐々にAIに置き換えられていくでしょう。
しかし一方でAIといえども完全に間違いのない答えを出すわけではないので、そのせいでトラブルや事故が起きることも想定されます。
拡大し続けるSNSの危険性
たしかに業務の効率化、人件費を安く抑えるなどの企業としてのメリットも起こりえますが、逆に言えば、それまでその業務を担当していた方の仕事が奪われてしまったり、特にSNSだと若い世代は依存率が高く、誰かの投稿を見て気分が落ちたり、酷い場合はSNSの悪意ある投稿によって自殺してしまうかたも少なからず出てきていると感じます。
今後は線引きが重要になるのではないかと考えます。たしかにAIで効率化すればビジネスの速度は上がります。ただ本当にロボットが対応するということがユーザーにとって心地が良いのかという疑問もあります。全てのものが簡略化されればいいという訳ではなく、敢えてアナログな対応を残しておくべき箇所も多々あるのではないかと思います。
これからのインターネットとの付き合い方
これからも次々とAIを活用した便利なツールは多数、登場するかとは思いますが、長期的に捉えたり、企業姿勢と照らし合わせた時に、本当にそれでいいのか?という疑問を抱く姿勢も育てていかないといけないのではないかと思っています。
これまでは流行っているアプリなどを活用していくのが普通の世の中でしたが、取捨選択をしていけなければいけない時代に入ってきているのではないかと感じています。
私自身も一日にスマホに向き合う時間を減らしたりSNSを辞めたりなどの変化がありました。
拡張の一途を続けてきたインターネットの世界ですが、これからは取捨選択をして敢えて使わないという判断をすることも重要なのではないかと日々考えています。



