皆さんこんにちは。
就労継続支援B型事業所かなうラボの利用者、shiinaです。保護猫を迎えて1年半になります。
さっそくですが、皆さんは完全肉食動物(真性肉食動物)という言葉はご存知でしょうか?
完全肉食動物とは、植物から必要な栄養素を合成する機能が弱いため、生きるうえで動物性タンパク質が不可欠な生き物のことです。猫(ネコ科)はその代表格。
今回は、そんな完全肉食動物としての「猫の特徴」と「肉食なのになんで草を食べるの?」という不思議な生態についてご紹介いたします。
完全肉食動物の特徴
「完全肉食動物って普通の動物と何が違うの?」と思われた方に向けて、完全肉食動物の特徴を解説いたします。
完全肉食動物は他の動物に比べ、腸が短いという特徴があります。

猫はそのなかでも一番腸が短い動物です。

そうなの?!
ではなぜ腸が短いのか?これは主食となる獲物のお肉を食べることに特化した動物だからです。一方、牛やヒツジなどの草食動物は、消化しにくい植物から時間をかけて栄養を取り出すため、腸が長くなっています。

お肉を食べることに特化していますが、その過程で植物から必要なアミノ酸やビタミンを合成する能力は退化しています。

そうなの?!
歯、舌、目、爪、模様にも特徴があります。
まず歯は獲物を捉え肉を切り裂くことに特化した鋭い犬歯を持ち、ハサミのように噛み合う裂肉歯(れつにくし)が発達しています。裂肉歯は、獲物の肉や皮をハサミのように噛み切ります。人間のように食べ物をすり潰すのではなく、切り裂くことに特化した鋭い歯です。
次に舌です。舌の表面には糸状乳頭(しじょうにゅうとう)と呼ばれる人間の爪と同じケラチン質でできた無数の小さなトゲがあります。猫の舌特有のザラザラはこのトゲによるものです。主に毛づくろいのブラシ機能、食事・水分補給のサポート、体温調節などのお手入れの役割があります。
目は正面についています。これにより立体視ができ、遠近感を把握します。全体視野は250度、両眼視野は120度になります。動体視力にも優れているため、人間には見落としてしまうような小さな虫なども瞬時に捉えられるのです。
そして網膜の後ろに「タペタム」という反射板の役割をするものがあります。暗闇で猫の目が光って見える現象はご存知ですか?これはタペタムによるものになります。また、網膜には光を感じる「桿体(かんたい)細胞」と、色を識別する「錐体(すいたい)細胞」の2種類があります。人間も猫も両方の細胞を持っていますが、その割合によって昼行性か夜行性(適した活動時間)に分かれます。猫(ネコ科)は暗い場所で光を捉える「桿体細胞」が圧倒的に多いため、夜行性(正確には明け方や夕方に活動する薄明薄暮性)に分類されます。
爪は鞘状の構造になっており、必要なときにだけ爪を出すことが可能です。ネコ科のほとんどは爪の出し入れができます。
体の模様は、進化の過程で環境や生活様式に合わせて形成されたものです。ネコ科に多く見られる斑点模様は光を分散させて影をぼかし、立体感をなくすことで周囲に溶け込みやすくする効果があります。

余談ですがチーターはネコ科のなかでも、爪を完全に引っ込められない代表的な動物です。
爪はスパイクの役割を持つため常に出しっぱなしです。
猫草を食べる理由
ここからは完全肉食動物に関連する猫知識についてご紹介いたします。
皆さんは猫草をご存知ですか?見た目は普通の草です。食べない猫もなかにはいますが、猫草が好きすぎるがあまり台所に侵入する猫もいます。

何か言った?
ではなぜ、完全肉食動物の猫が植物である『草』をわざわざ食べるのか?不思議に思い調べてみましたが、猫草を食べる理由はハッキリと解明されていませんでした。しかし、完全肉食動物の特徴に関連する説がありました。そのなかでも自身の体験を踏まえて有力と感じた説をご紹介いたします。
毛玉を排出するため
猫は毛繕いをする際に自分の毛を飲み込んでしまいます。毛は消化されることなく胃に溜まり、胃の中に溜まった毛はヘアボールと呼ばれる毛玉になります。基本的には自然に排出されますが、毛玉が溜まりすぎるとうまく吐き出せず、胃や腸に詰まってしまう場合もあります。
そうなる前に猫草を食べることで胃を刺激し毛玉を吐き出す。こうして健康状態を保つと言われています。
便秘解消
猫は体の構造と主なエネルギー源により食物繊維が不足しがちです。便秘になりやすい体質でもあります。
そして草に含まれるセルロースを分解する酵素をもっていないため、猫草を食べても上手に消化できません。ですが消化しにくい草の刺激で胃や腸を活性化させ、便通を良くすることができるようです。

消化されていない猫草をそのまま吐き戻すこともあります。(実体験)

何か言った?
猫にとっての嗜好品?
単純に味や食感、香りが好きという理由から嗜好品として食べている説や、猫草を根本から抜いて床にばら撒くことでストレス発散、遊びの一環という説もありました。

我が家の猫は短毛種のため、体内に毛玉が溜まることはほとんどありません。我が家の猫は嗜好品として食べていると思います。贅沢な猫ですね。

何か言った?
おわりに
今回は完全肉食動物と関連する猫知識として猫草を食べる理由のご紹介でした。

猫草を食べる理由は解明されていませんが、猫なりの大切な理由があるのかもしれません。猫の生態って奥が深いですね。

でしょ?
猫草はあくまで嗜好品です。胃や腸を刺激するため、食べすぎると下痢や嘔吐の原因にもなります。猫草を与える際は愛猫の様子を見ながら与えることをおすすめいたします。
最後までお読みくださりありがとうございました。shiinaでした。

ちなみにぼくは猫草よりウエットフード派です。


