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「障がい者読本①」~障がい全般と受けられるサービス~

趣味・日記
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こんにちは🌸カンカン帽です👒

私は障がいが分かってから20数年が経ちます。入院も何度か経験してます。就労支援Bにも通いましたし、就労移行支援にも通いました。こんな経緯もあり、いろんな障がいの人とお話できました。個人的にもっと知りたくて、障がい関連の本も何冊か読みました📚

そうこうしているうちに、本ではなかなか書かれていない、また当事者でないと分からない・言えないことが見えてきたのです。本記事は、そういったことをお話していきます。

これまで私が接触した障がい者は次の方々です。

ADHD・双極性障害・統合失調症・自閉症スペクトラム・強迫性障害。他に幻聴で悩んでいる人もいれば、チックで悩んでいる人もいました。そして私が高次脳機能障害なのでこれも含みます。

先に診断の基準を記しておきますと、DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)というモノがあり、これに基づきお医者さんが判断しています。

少し絶望的な話に聞こえるかもしれません。しかし障がいに陥って混乱してしまうことを少しでも避けて欲しいとの願いから述べるなら、どの障がいも根本的な治療は見つかっておりません。原因も良く分かってません。精神疾患の場合、ほぼ対処療法です。その障がいに関する対処療法として薬で興奮を抑えたり、元気を出したり、入眠を誘ったりするのです。セロトニンやメラトニンなどの神経伝達物質をコントロールしているわけですね。

たとえば、私の高次脳機能障害で例を挙げますと、頭部外傷により脳の広範囲にダメージを負ってしまったのです。分かりやすく言い換えれば、細胞が死んでしまっているのです。死んだ細胞を蘇らす技術は、いまのところないわけです。この対処療法としては脳血流を良くする薬で様子をみるしかないのです。この薬は認知症の方も飲みます。

◆障がいとはなにか?

人間の正規分布というものがあります。IQが分かりやすいでしょう。統計をとってみるとIQの平均は「100」です。たとえば、これが10低い「90」であったとしてもその他が健康なら、社会生活に困ることはないでしょう。

しかしこれが65であったらどうでしょう? 70未満は知的障がいと呼ばれ支援の対象になります(IQ70〜85の境界知能は割愛)。平均から大きく下回ってしまうと、社会生活がとても困難になるのです……。

しかしたとえ障がいに陥ったとしても、社会生活を問題なく送ることができるようなら問題ないわけです。

たとえば、自閉症スペクトラムの人の中には、その度合いが強くても幼少期からの適切な訓練により、充実した社会生活を送ることができている人もいるのです。

障がいの研究も昔と比べれば、ずいぶんと進んでいるので将来的には障がいを持っている人をあまねく拾ってくれる、なんて幻想を持ってしまいます。

ただ、少なくとも私は拾われなかったケースです。私と同じ道を辿らざるを得なかった人向けにガイドラインを書いておこうと思うのです。よろしくお願いします!

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◆社会資源を知っておこう!

世の中には「社会資源」という支援があります。社会資源には以下のようなモノが挙げられます。

  1. 福祉サービス: 医療、介護、生活支援などのサービスが提供されています。
  2. 就労支援: 障がい者雇用促進法に基づいて、企業による障がい者の雇用が推進されています。
  3. 教育支援:特別支援学校や通級指導教室など、障がいを持つ子どもたちのための教育機関があります。
  4. 住居支援: 障がい者向けの住宅支援制度や、グループホームなどの共同生活施設があります。
  5. 交通支援: 障がい者向けの公共交通機関の優先席や、バリアフリー設計の施設があります。
  6. コミュニティ支援: 地域の障がい者団体や支援センターが、情報提供や相談支援を行っています。

引用元:Copilot

これらの社会資源は、障がいを持つ方々が日常生活をより自立して過ごせるように支援するためのものです。

個人的に使っているサービスを挙げれば、映画を千円でみたり、美術館を無料で活用したり、地域活動センターを利用したり、訪問看護だったり、ヘルパーだったり、いま利用している「かなうラボ」さん(就労支援B型)と挙げればキリがないくらい活用しております(多謝)。

ところで以前こんな質問を受けたことがあります。

Q:一般就労をしている。昔から双極性障害で苦しんでいるのだけれど、手帳は取ったほうがよいのか?

上に挙げた、社会資源のサービスを受けるためにも手帳は持っておいたほうがいいです。一般就労の場合、バレたらどうするのかという不安はあると思いますが、提示する義務はありません。

さっさとお医者さんに診断書を書いてもらい、さっさと手帳を取得してコッソリとサービスを使うことをおススメします。手帳の発行には半年くらいかかりますので、早めに済ませておきましょう。

急ぎ足で詰め込みましたが、いかがだったでしょうか?

次の記事「障がい者読本②」では、障がい者として学んでおくべきスキルや心得を紹介していきます。

よかったら合わせて読んでみてくださいませ。

※本記事は利用者が主に体験を通して語った文面であり、医学的・福祉的に必ず保証されるという内容ではありません。ご留意ください。

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【参考文献】

『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』借金玉 著 (KADOKAWA)

『ADHDコンプレックスのための脳番地トレーニング』加藤 俊徳 著 (大和出版)

『発達障害「グレーゾーン」その理解と克服法』岡田 尊司 著 (SB新書)

『自閉症スペクトラム』本田 秀夫 著 (SB新書)

 


 

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