皆さんこんにちは! カンカン帽です👒
その昔、学生だった頃。自分でもとても不思議で、困った行動がありました💦
それは意味もなく冷蔵庫を開けてしまうことでした。
ほんとに意味はなかったのです。お腹が空いてとか、のどが乾いてとか、そういうことは全く関係なく冷蔵庫を覗いていました。
とても不思議な感覚でした。
これは一人暮らしになってからも続きました。そしてこの不思議な行動は加速しました。冷蔵庫を開ける回数が増したのです。3〜5倍になりました。本当に悩みました。

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他方、めでたく大学生となり、一人暮らしを始めていました。文筆業の勉強をしていたこともあって、本を山ほど読んでいました。
その中に『フロイドを読む』岸田秀 (著)がありました。自らの生い立ちを記しつつ、神経症や強迫観念などを述べている本です。
この本によると《無意識に抑圧された「モノ」がある場合は、ある行為を無自覚に繰り返してしまう》とのことでした。
無意識に抑圧されてる「なにか」があって、冷蔵庫の開け閉めをしていると考えると合点がいきます。問題は冷蔵庫がなにを意味しているのかでした。
当時、イメージ・シンボル事典なる本を持っていたので調べましたが、残念ながらこの本には載っていませんでした。事典に載っていないのですから、自力で答えを導き出すしかありません。ネットは使えた時代ではありましたが、まだネットのインフラも整っていなければ、ネット上の充実したサービスやコンテンツも出てきておらず、アナログで調べるしかありませんでした。
ヒントとなったのは、「食べること」=「愛情」という心理学的知識でした。
冷蔵庫は食べ物を貯蔵しておくところなので、「冷蔵庫」=「親の愛情」ではないかと考えました。
これが当たりました。冷蔵庫を無意味に開けることがなくなったのです!
私は冷蔵庫を開けて親の愛情を確認していたことになります。実際私は役所に行き、自分の出生を調べるくらい愛情不足を感じていましたし、冷蔵庫の中はいつも空っぽで、目につくのは梅干しくらいでした。
つまり、親の愛情を確認するために冷蔵庫を開けるけど、空なので虚しく閉める。これの繰り返しだったというわけです。
フロイドは、抑圧された「なにか」と現在の神経症的行為が結びつけば、自然とその神経症的行為は消失すると説きました。いわゆるフロイドの「原因論」です。
本は読んでおくものですね~。
本日は短めにこの辺でm(__)m
【参考文献】
『フロイドを読む』岸田秀(著) 青土社
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