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過去は変えられない。でも「3年前の今日」の意味は、今日の私が決めていい

趣味・日記
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みなさま、ごきげんよう。
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のmayoです。

はじめに

今日は、スマホの中にそっとしまっていた、ちょっと気まずい話をさせてください。

朝、何気なく写真アプリを開いたら、「3年前の思い出」という通知と一緒に、見覚えのある1枚が出てきたこと、ありませんか。楽しかった旅行ならいいのですが、思い出したくない日の写真だと、胸のあたりがきゅっとなりますよね。

「過去は変えられない」。この言葉は、これまで何度も聞いてきました。でも最近の私は、少し違う見方をしています。変えられないのは「出来事」で、変えられるのは「意味」のほうです。今日はそんな話です。

1. スマホが勝手に名付けた「思い出」に、心がざわついた朝

先月のことです。写真アプリが「3年前の思い出」として見せてきたのは、就活用に撮った証明写真の失敗作でした。目は笑っていないし、スーツは借り物みたいにぶかぶかでした。その隣には、同じ日の夜に書いた「全部落ちた。向いてないのかも」というメモのスクリーンショットまで並んでいました。

心臓がドクンと鳴って、反射的にスマホを裏返しにして机に置きました。3年たっても、あのときの空気は一瞬で戻ってきます。友達が内定報告をSNSに上げていた頃で、自分だけ時間が止まっているように感じていました。

でも、画面を伏せたあとで、ふと引っかかったのです。このアプリは、私の許可なく「思い出」というタイトルを付けて出してきました。私にとっては、ちっとも「思い出」なんて呼べる日ではありませんでした。タイトルを付けたのがアルゴリズムなら、持ち主の私が付け直してもいいのではないでしょうか。そう思ったのが、すべての始まりでした。

2. 事実は動かない。動かせるのは「見出し」

少し整理させてください。過去の意味を変えるとは、起きた事実はそのままにして、その出来事を自分の人生の中でどう位置づけるかを選び直すことです。心理学では、物事の捉え方の枠組みを組み替えることを「リフレーミング」と呼びます。

私はこれを、ニュースの見出しにたとえて考えています。同じ出来事でも、見出しが「惨敗」なのか「再出発前夜」なのかで、読む人の印象はまるで変わります。記事の中身、つまり事実は同じなのに、です。

私たちは、つらい過去に「失敗」「黒歴史」「無駄な時間」といった見出しを、いつの間にか自分で貼ってしまいがちです。しかもその見出しは、いちばん追い詰められていた当時の自分が付けたものだったりします。余裕のない編集者が、締め切りに追われて付けたタイトルみたいなものです。3年後の少し落ち着いた自分が、それを書き換えるのです。これはごまかしではなく、編集し直す作業に近いと感じています。

3. 私がやってみた、見出しの付け直し3ステップ

あくまで私の場合ですが、やったことは3つです。

1つ目は、事実と感想を分けることです。「全部落ちた」は事実で、「向いてない」は感想です。メモをこの2つに仕分けしただけで、不思議と重さが変わりました。事実はたった1行で、残りはほとんど当時の不安だったのです。

2つ目は、当時の自分に一言かけることです。声に出さなくても、メモ帳に書くだけで十分です。私は「あの状況で、最後まで面接に行ったのはえらい」と書きました。誰かに言ってほしかった言葉を、自分で先に渡してあげる感じです。

3つ目は、その出来事に今の役割を与えることです。あの経験があったから、私は「自分は何を大事にしたいのか」を初めて真剣に考えました。そう考えると、失敗作の証明写真は「方向転換の合図」という見出しに変わりました。写真は消していません。ただ、アルバムの名前だけ「あの頃の自分」に変えました。それだけで、画面を伏せたくなる気持ちは、ずいぶん小さくなりました。

4. 無理に前向きにならなくても大丈夫

ここまで読んで、「そんなに簡単には切り替えられない」と感じた方もいるかもしれません。それは自然なことです。

意味の付け直しは、つらさを「なかったこと」にする作業ではありません。ポジティブ変換を急ぐと、かえって本音に蓋をしてしまうこともあります。だから私は、見出しを書き換えられない日は、書き換えないことにしています。「今日はまだ『つらかった日』のままでいい」と決めるのも、立派な選択です。

もし、思い出すだけで眠れなくなるほどの出来事なら、一人で編集しようとしなくて大丈夫です。信頼できる人や専門の相談先に頼ることも、意味を変えていく道の1つです。

おわりに

過去は変えられません。でも、「3年前の今日」という日に、今日の私がどんな見出しを付けるかは、私が決められます。

あなたのスマホの中にも、そっと伏せたままの1枚があるかもしれません。今夜、もし気が向いたら、そっとアルバムを開いてみませんか。そして、今のあなたの言葉で新しい見出しを付けてみてください。うまく付けられなくても大丈夫です。それでも、ここまで来たあなたの時間は、ちゃんと続いています。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。