皆さんこんにちは!就労継続支援B型かなうラボ利用者の^^ackey^^です♪
今回は『夫婦でかなうラボを利用してからの変化~前編~』というタイトルでコラムを書かせて頂きます。
結婚はしたけれど、2人とも症状が重くて働けない皆さん、
私のようにご主人の手助けをしたい!と願う障がいを持つ専業主婦の皆さん、
独身だけど、結婚して2人で同じ会社に勤めるのって、どんな感じなの?とお思いの皆さん、
そもそも障がいを持っていても結婚できるの?と戸惑っている皆さん。
ぜひぜひこのコラムを参考にしてみてください!
お悩みの皆さんの希望の光になれるよう、張り切って書きますね^^
中には『ノロケかよ。』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが私達の『現実』です。
ココロをリセットして温かい目でご覧くださいませ♪
『こんな夫婦もいるんだなぁ』と思っていただけたら嬉しいです^^
では私達夫婦が出会うところから前編・後編に分けてゆっくりと始めましょうか。

憧れのインテリ年下君と出逢った私♪
私は独身時代、官公庁でアルバイトをする夢を持ってハローワークへ通っていました。
実際はお目当ての官公庁でも『期間雇用社員』と言って、勤務できる期間が決まっていて、それ以上は働けないところがほとんどでした。
そんな中、雇用期間が決まっていない、しかも官公庁、障がい者枠!と3拍子揃った所を見つけたんです!!
私は家族に相談してすぐにエントリーしました。
早速履歴書作成に入り、写真も新調⭐
いざ!面接へ臨みました。
31歳の頃でした。
20代で様々な販売系のアルバイトを経験してきた笑顔と話術で、
私は『即日採用』をゲットします。
後から聞いたら、『即日採用』は珍しく、大体1~2週間は結果待ちだそうです。
めでたく官公庁で事務の仕事を手に入れた私は、ワクワクしながら現場を訪れます。
そしたら…どうでしょう。
とっても忙しそうに皆さんバタバタ走り回っていたり、大きな声で怒鳴り声がしたり。
ものすごい喧騒じゃないですか!
私は、『ここで仕事に集中しろって言うのがおかしいよね。。。』
と思ってしまいました。
それでも『採用が決まったのだから、出来る限りのことはやろう。』と腹をくくりました。
その酷い環境下で正社員として働いていたのがウチの主人でした。
主人の話によると、直属の上司に
『障がい者枠の女性が事務に入ってくるから気を付けてあげて!』
とお達しがあったようです。
主人は私が入ってきてその後の仕事ぶりを見ていて、
『一体あの人、どこが悪いんだろう?優しそうだけど??』
と思ったそうです。
私は初めて主人を見た時
『なんかカタブツそう。』
と思っていました。
この時点ではまだ両想いではなかったんですね。
ここで突然ですが私の異性のタイプをお知らせします。
私は小さい頃から父親に
『お前は大卒のサラリーマンとしか結婚しちゃだめだぞ!お父さんが許さんからなっ!』
と言われ続けて育ちました。昭和の頑固おやじですね~(笑)
その影響もあってか、大学の合コンでは、相手の学歴を一番に気にしました。
そしてメガネでほっそりした人がタイプでした。
しかも年上の男性より年下の男性に憧れを抱いていました。
主人はその難関な条件を全てクリアしていたんです!
高校は県下一の難関進学校出身。
大学は、知り合ってから分かったんですが、勉強はほぼAランクなのに、体育だけ単位が取れなくて敢え無く中退。
それでも学士の資格が欲しい!と働きながら通信の大学へ通っていたんです。
それを聞いて、応援しない人がいます?
私はだんだんと主人に心を寄せるようになります。
そんな私も当時『図書館司書』の資格に興味を持ち、主人を見習い、通信制の大学へ入ろうかな?
と思いだしてたんです。
そして、資料をコピーして母に『どこの大学がいいかなぁ。』と相談したところ、
『ほら!前話してたあの男の子に相談してみたら?』
と言われ、
すぐに主人に資料片手に相談しにお昼休憩に行きました。
そこで主人と私がソファに座って話していると、職場の世話焼きおじさんが
『なんだ、おまえら。イチャイチャするならくっつけ!』
と言うじゃないですか。
そこで私は、3つ下の可愛いウブな主人をご飯に誘ったのでした。
初デートから結婚まで♪
初デートは映画でした。
主人が『どうしても行きたい。』というので、2人きりで映画に。
恋愛映画のポスターの前で主人が、後ろに手をやってじっと見ているので、
『これが観たいの?』
と聞いたらコクッとうなづくじゃないですか。
私は実は戦争映画が大好きで、特攻隊とかゼロ戦の世界がお好みだったのですが、
ここはお姉さん!聴いてあげなきゃ♪
と思い、『じゃあそれにしよ!』と決めました。
忘れもしない新垣結衣主演の『恋空』でした。
映画を観た後、ファミレスに行きました。
そこで主人が難しい話をしてきたので、
『ちょっとついていけるかな…』と不安に思いましたが、今となっては思いっきり論破してます!
主人も論破されるのがちょっと面白くなってきたらしく、
最近では自分が思っていることを論破されるのを待つようになってます(笑)
主人とは色々な映画を観に行きました。
後から、
『なんで映画ばかりだったの?』
と聞くと、
『2人になりたかったんだもん。』
と。
『カラオケだって2人じゃん。』
『それもあったね(笑)』
みたいな会話もありました。
何がきっかけだったか忘れましたが、主人が付き合って3年目。
『結婚を前提にお付き合いしているからね。』
と言ってくれたのが引き金で、私達は本気で結婚へと歩みだしました。
結婚式6か月前からほぼ毎週土曜日は打ち合わせ。
主人にはよく運転してもらいました。
義父に挨拶に行ったとき、
『私には障がいがあります。よろしいですか。』
と聞いたら、
『いいですよ。』と言ってくれたんです!
そして我が家へ挨拶に来た時。
ウチの父は『この子は手塩にかけて育てた可愛い可愛い娘なんだ。幸せにしなかったら容赦しねぇぞ!』と真顔で言ってました。
でも本心は、ホッとしたと思います。
ちゃんと通信の大学も卒業させましたからね💪
あと半年で除籍になるところだったんです💦
それを聞いて私は『とにかくちゃんと卒業しなさい!スクーリングも卒論もしっかりやること!』
とお尻を叩きました。
主人は男気を見せるときはしっかり決めるタイプですので、頑張りました。
今から振り返ってもあの判断は間違ってなかった、と自分を褒めたいです。
そして私達は見事結婚♪

結婚後の私達に現れるたくさんの難題を乗り越え
結婚時、私達夫婦は別々の仕事に就いていました。
主人は官公庁に残り、私は病院の売店に転職したのです。
先程も少し触れましたが、主人は小さい頃から勉強の虫で、運動が大の苦手でした。
友達の間でも孤立することが多く、自分でも
『なんで、うまく付き合えないんだろう?』
と思っていたそうです。
そんな主人は劣悪な環境で上司からパワハラを受け、休職することになります。
その間私はひたすらアルバイトに出ていました。
当時の主人にはひとりになる時間が必要だったそうです。
段々主人は心を病んでいき、私にこう訴えてきました。
『ビデオカメラで誰かに取られているみたい。』と。
私も経験があったため、
『これはヤバい!病院へ連れて行こう。』
となり、受けた診断名は『うつ病』でした。
病院の薬が効かないため、何軒も病院を変え、やっと知能テストをしてもらい、
判明したのが『アスペルガー症候群』と『自閉スペクトラム症』でした。
しかも!主人の病気は今に始まったものではなく、産まれつき、という話でした。
これは、ウチの家族には言えない事なので、伏せておきました。
結局主人は休職期間を全て使い退職。
得意な勉強を活かして、資格取得の勉強を始めますが、金銭的に苦しくなってきて、
『これは、資格の前に生活費を工面せねば!』
と立ち上がってくれたんです。
私の方は、病院の売店を5年、事務を4年こなして、
『もう歳だから働く場所もないだろう。』と専業主婦をしていました。
が!主人が立ち上がってくれたので、私も手助けしたくなったんです。

ここまでを前半としましょう。
後半は、私と主人が再度立ち上がり、仕事を探す荒波に立ち向かうところから始まります。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
そして後半もお楽しみに♪