みなさまごきげんよう。
就労継続支援B型事業所かなうラボ利用者のmayoです。
ファッション誌『Precious』(2026年1月号)によると、日本の香水市場では2024年後半からオーダーメイド香水や手吹きガラスボトルなど、香りを『体験』として楽しむ文化が注目されるようになりました。
量や価格よりも、その香りが生まれた背景や物語を大切にする消費行動が広がっていると言われています。
香水は単なるフレグランスではなく、「身にまとう嗜好品」としての価値を強めているように感じます。
人を魅了する香水の香り。
みなさんは、どんな香りがお好きでしょうか。
では、香水について私が感じていることを、順にお話しさせてください。
① 香水好きとして感じた変化

香水が好きな私ですが、ここ数年で香水との向き合い方が少し変わってきました。以前は「いい香りかどうか」や「有名ブランドかどうか」を基準に選ぶことが多かったのですが、最近は「なぜこの香りが生まれたのか」という背景に自然と興味を持つようになりました。
店頭で香りを試すだけではなく、調香師の言葉や原料のストーリーを知ることで、香水は単なる嗜好品ではなく「物語を身にまとうもの」なのだと感じるようになったのです。
特に印象に残っているのは、オーダーメイド香水の体験です。
都内でオーダーメイド香水を体験した日のことです。少しだけ自分を変えたいと思い、足を運びました。カウンセリングでは好き嫌いだけでなく、記憶や気分まで丁寧に言葉にしていきます。
いくつかの香りを試す中で、ムスクに出会いました。最初は控えめで印象が薄く感じましたが、時間が経つほどに体温になじみ、やわらかな安心感が広がっていきました。
完成した香水を肌にのせた瞬間、「いい香り」というより「しっくりくる」と感じました。自分の輪郭をそっとなぞるような、不思議と落ち着く香りです。
忙しい日々の中で、自分のためだけの香りを持つこと。それは贅沢というより、自分を大切にするための静かな時間だと感じています。
自分の好みや思い出、好きな雰囲気を言葉で伝え、それを香りとして形にしてもらう過程は、既製品を購入するのとはまったく違う体験でした。
さらに、手吹きガラスのボトルに入った香水を見ると、使うたびに「自分だけの一本を持っている」という実感が生まれます。
香水は今、流行を追うものから、自分自身を確かめる存在へと少しずつ変わってきているように感じています。
② 香水市場のトレンド

最近の香水市場では、「オーダーメイド香水」と「ボトルデザイン」が大きなトレンドとして注目されています。既製品の中から選ぶだけではなく、自分の記憶やライフスタイルに合わせて香りを仕立てる体験型の消費が広がっています。
調香師との対話を通じて生まれる香りは、他の人と同じにならないという特別な価値を持ちます。
また、香水を入れるボトルにも関心が集まっています。手吹きガラスなど職人の技術を生かした一点物のボトルは、香水を「使うもの」から「所有する工芸品」へと引き上げました。
香りと器、その両方で個性を楽しむ流れが、日本の香水文化をゆっくりと広げているように感じます。
③ なぜ今、香水が支持されるのか
香水があらためて注目されている背景には、消費者の価値観の変化があります。以前は流行や価格、ブランド力が大きな選択基準でしたが、最近では「自分にとって意味があるかどうか」が大切にされるようになってきました。
物があふれる時代だからこそ、香りのように目には見えない体験が価値を持ち始めています。
さらに、日常生活がデジタル化する中で、五感に直接働きかける香りはとても新鮮な存在です。
香水は、自分の気持ちを整えたり、気分を切り替えたりする小さなスイッチのような役割も果たしてくれます。
自己表現と心の満足、その両方を満たしてくれる存在として、香水は今改めて選ばれているのかもしれません。
④ 香水好きとして感じる魅力

香水の魅力は、感情や記憶に直接触れる力にあると私は感じています。ある香りを嗅いだ瞬間、昔の景色や誰かの存在がふっとよみがえることがあります。
それは写真や言葉よりも早く、深く心に届く感覚です。
嬉しかった日や少し不安だった時期、何気ない日常。その時につけていた香水は、気づかないうちに感情と結びついています。時間が経っても、その香りを嗅ぐと当時の空気まで思い出すことがあります。
だから香水は「いい香り」だけでは終わらない存在になります。
香水を選ぶということは、未来の自分が思い出す記憶を選ぶことでもあるのかもしれません。
そんな特別な感覚が、香水好きの心を引きつけ続ける理由だと思っています。
⑤ これからの香水の楽しみ方

これから香水を楽しむときに大切なのは、「似合う香り」を探すことだけではなく、「今の自分が心地よいと感じる香り」を選ぶことだと思います。
季節や年齢、性別といった固定観念から少し離れて、その日の気分や体調に正直になると、香水との付き合い方はもっと自由になります。
また、香水は特別な日のためだけのものではありません。
日常の中で少量まとい、自分の気持ちを整えるために使うだけでも十分に楽しめます。
一本の香水をゆっくり使い切る時間も、香水との大切な体験の一つです。
香水は単に所有するものではなく、時間とともに付き合っていく存在なのかもしれません。
◆ まとめ
香水は、ただ香りを楽しむためのものではなく、感情や記憶、そして時間をやさしく包み込む存在だと思います。目には見えませんが、確かに心に残り、その人らしさを静かに表現してくれます。
だから香水は、単なる装飾品ではなく、日々の自分と向き合うための小さなパートナーなのかもしれません。
もしよければ、あなたも新しい香りを探してみませんか。
それでは今日はこの辺で。
また次の機会にお会いしましょう。
参考文献



