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まさかの桃太郎の正体とは?🍑知られざる悲しい過去との日本の風習

趣味・日記
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就労継続支援B型かなうラボ利用者aichiです

今回は「桃太郎の正体」についての

記事が気になったのでご紹介します

日本の昔話といえば、まず思い浮かぶのが「桃太郎」。

桃から生まれ、鬼ヶ島へと旅立ち、鬼を退治する⋯

そんな誰もが知っている勇ましい物語です。

ですが、実はこの桃太郎、私たちが想像していたよりも、はるかに奥深い背景と、「悲しい歴史」が隠されているかも知れないのです。

桃太郎伝説のモデルともいわれている「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」や、かつての日本に存在していた風習「間引き」との関係に追りながら、物語に込められた本当の意味を考えてみましょう。

|桃太郎のふるさと・岡山と吉備津彦命|

岡山県といえば、桃の産地としても有名な地域ですが、実はこの地こそ「桃太郎伝説発祥の地」ともいわれています。

岡山に伝わる「温羅(うら)伝説」では、赤い髪を持ち、身長4メートルの恐ろし鬼「温羅」が登場し、村々を荒らしまわします。この温羅を討伐したのが、朝延から派遣された英雄「吉備津彦命」。

この吉備津彦命こそが、桃太郎の原型なのではないか?

という説があります。

鬼を退治するために遠征し、人々を救った姿は、まさに桃太郎の姿と重なります。

|干支の法則から見た「仲間選び」の謎|

桃太郎といえば、お供にするのは「猿」「犬」「雉(きじ)」の3匹。

この3匹には、「吉備団子(きびだんご)をあげたら仲間になってくれた」というおなじみの展開がありますよね。

でも、干支の考え方に照らし合わせると、実は「猿」と一緒に登場するのは「羊」の方が自然だったかもしれないのです。

古代中国の思想では「鬼門」は北東。そして、その反対側にある「裏鬼門」が南西にあたります。

この南西を守る干支が「羊(ひつじ)」と「申(さる)」。なのに、なぜ物語では「猿」「犬」「雉」になったのでしょうか?

|昔の日本に存在した「間引き」という風習|

その理由の一つとして、かつて日本に存在した「間引き」という風習が関係しているのではないか、と言われています。

「間引き」とは、貧しくて育てられない赤ん坊を、泣く川や山に捨てたり、水に流したりする悲しい風習のこと。

つまり、「桃から流れてきた子ども」とされる桃太郎は「間引き」され流されたのではないか⋯⋯

そんな説があるのです。

当時、口にすることすらためらわれたこの現実が、昔話というかたちで語り継がれてきたとしたら、とても切ないことですね。

|去る・居ぬ・帰じ」⋯隠された言葉の意味|

さらに興味深いのが、桃太郎の仲間になった3匹の物語に込められた「隠語」の存在です

猿(さる)=去る

犬(いぬ)=居ぬ(いない)

雉(きじ)=帰じ(帰ってこない)

これらの言葉を並べてみると、「去る・居ぬ・帰じ」⋯⋯

「もうこの世にはいない存在」”を示しているとも受け取れるのです。

これは、桃太郎自身が”この世に留まることを許されなかった命”だった、という暗示だと考える人もいます。

|桃太郎に込められた親の思い|

もちろん、これらはあくまで諸説の一つ。

桃太郎伝説の起源や意味には、多くの説があり、真実は今もなお定かではありません。

けれど、昔の日本で「間引き」が実際行われていたことは、確かな歴史です。

そして、桃太郎のように、どこからか現れた子どもが元気に成長していく物語には、「育てたかった」「生きていてほしかった」という、親の切実な願いが込められているのかもしれません。

昔話は、単なる空想の話ではなく、人々の暮らしや祈り、そして心の底にある悲しみや希望を映す鏡でもあります。

私たち子どもの頃に読んだ桃太郎も、今あらためて読み返すと、また違った見え方しているかもしれませんね。

〜まとめ〜

桃太郎はただのヒーローではなかったのかもしれません。

もしかすると、誰にも言えない悲しみのなかで流され、それでもなお強く生きた命の象徴だったのかもしれません。

その背景にある風習や思想を知ることで、昔話が一層深く、そして温かく感じられるようになります。

物語に込められた願いや想いを感じながら、あらためて桃太郎の世界を探検してみませんか?

参考記事

まさかの桃太郎の正体…悲しき運命と日本の風習に驚愕!本当の昔話に迫る(山内琉夢) - エキスパート - Yahoo!ニュース
日本に伝わる昔話の代表作「桃太郎」ですが、語り継がれている物語の細部は地方ごとに異なっており、起源や真実については未だ判明していません。一方、桃太郎に関係しているのではないかと考えられているる有力な説