
こんにちは!かなうラボ利用者のカナタです。
今回は、2024年9月6日配信のLive講義「ストレス・マネジメント~私のストレスコーピング~」の内容をご紹介します。
長年、福祉業界で働いてきた経験をもつ職員さんが講師を務めています。
ストレスを自覚しづらい方や対処法を知りたい方は、ぜひご覧ください🎵
💻<Live講義とは?>
Live講義は、月に数回リアルタイム配信される臨時講義のことです。
講義のテーマは、かなうラボの学習・業務に関連する内容に加えて、メンタルヘルスや雑学などさまざま。
Live講義は毎回アーカイブが残っているので、かなうラボの利用時間中に興味のあるものを視聴できますよ。
それでは、今回の講義の内容をご紹介します。
💡<ストレス・マネジメントとは何か>

ストレスとは、外部から刺激を受けて、心身に起こる反応と、その原因(ストレッサー)のことを指すそうです。
ストレスマネジメントとは、ストレッサーを把握し、ストレスとうまく付き合っていくことなのだそう。
☆ストレスとの上手な付き合い方を考え、適切に対処すること
☆心身にかかるストレスの負担を「手に負える」ように調節すること
😥<ストレスになりやすいもの>

ストレスになりやすいものには、大きく分けて下記の4つの要因があるそうです。
①物理的要因
②生物学的要因
③化学的要因
④心理的要因
①物理的要因
光、音、温度・湿度などが挙げられます。
例えば、熱帯夜、夜中のバイク音や日中の工事の音、季節の変わり目など。
②生物学的要因
肉体的な疲労、花粉、感染症などもストレスの要因になります。
コロナやインフルエンザ・ノロウイルス、睡眠不足で疲れが回復しない、重労働で疲れがとれないなど。
③化学的要因
たばこ、アルコール、排気ガスなどが挙げられます。
一見、アルコールはストレス発散に良さそうに思えます。
しかし、医学的観点では、アルコールを摂ると眠っている間も肝臓が働き続けて、体が休まらないのだそうです。
また、アルコールを摂りすぎると眠りが浅くなるので、疲れがとれなかったり、不眠につながったりすることも。
アルコールを摂るなら、医師にも相談しながら飲み過ぎに注意しましょうとのことでした。
④心理的要因
対人トラブル、経済問題、仕事などもストレスの要因になります。
対人トラブルは、職場だけではなくプライベートでトラブルがあったり。
経済問題は、今日明日どうやって食事にありつこう、大きな出費が控えていて支払いをどうしようなど。
仕事のストレス要因は、仕事をうまく続けていけるのだろうか、仕事が見つかるのだろうかなど。
以上が4つのストレス要因でした。
スライドを見てみて自身に当てはまるものは、チェックして覚えておくとよいそうです。
⚡️<ストレスが慢性化するとどうなるのか>

人によってストレスの原因が違うように、ストレスへの反応もさまざま。
自身のストレス反応の特徴をつかんでおくために、スライドで当てはまるものがあればチェックやメモをしておいてくださいとのことでした。
ストレスなので「こころの反応」で出てくるかと思いきや、意外と「からだの反応」で出てくる方もいるのだとか。
からだの反応は見落としがちなので、こちらにも注意しておくとよいそうです。
☔️<ストレスが溜まるイメージと対策のイメージ>

こちらの図では、自身のキャパシティ(許容範囲)をダムに、雨をストレスの元に例えています。
雨が降り続いたりゲリラ豪雨が来たりしたら、ダムはいずれ決壊(心の限界に達する)してしまいます。
ダムが決壊しないように、以下のようなストレスマネジメントをする必要があるそうです。
①ストレスの元(雨)を減らす
→自分にとってストレスになりやすい状況や、自分にふりかかる負担を事前に避ける
②たまったストレスを発散(ダムの放水)する
→現在のストレス状態を把握し、具体的な対処をする
【①ストレスの元を減らすために】
・自身のストレス反応を理解しておく
・ストレスを避ける
・降り掛かるストレスが予測できる場合は、事前に対処法を考えておく
・対策をしていてもストレスは溜まり続けていく、そもそもストレスは常にかかっているものと認識する
【②溜まったストレスを発散するために】
・ストレスへの具体的な対処法(後述)をもっておく
・現在のストレス状態を理解しておく
→「今はストレスが少ないな」「ストレスがかかっているな」という感覚を知っておけば、「今は休もう」といった判断ができるようになる。意識して継続すれば、いずれ自身の状態を把握できるように。
ストレスの限界を理解して、ダムが決壊してしまう前に様々な方法でストレスを下げて、安全水域に戻しましょう、これがストレスマネジメントとのことでした。
💡<ストレスマネジメントのコツとコーピングの重要性>

なくせないストレスに対しては、「なくす」よりも「上手に付き合う=対処する」という視点が大事だそうです。
また、様々なストレス状況に対して対処(コーピング)のレパートリーをたくさん身に付けておくとよいのだとか。


ここでは、講義で紹介されていたコーピングをいくつかをご紹介します。
不安・緊張が強いときは、例えば自身に時間とお金をかけるとリラックスにつながるそうです。
また、アロマテラピーでは、香りが不安や緊張を抑えるのだそう。
疲れているときのコーピングとしては、のんびり過ごすことが大切だそうです。
横になって目をつむるだけでも、「脳が休みなさい!」というモードに入るので、起きていたとしても有効なのだとか。
気持ちが混乱しているときは、かなうラボのスタッフでも家族でも医師でもいいので、まずは安心できる人に相談するとよいそうです。
気持ちを溜め込んでいるときは、カラオケや身体を動かすことでスッキリできるのだそう。
どのコーピングが合うかも人それぞれなので、試してみて自分に合ったものを見つけるのが大切とのことでした。
💡<所感>
今回の講義のおかげで、実は複数のストレスを抱えていたのに、それらを軽視してしんどさを自覚していなかったことに気付きました。
こちらの記事を書いている3月下旬は、雪が降ったり寒暖差が激しかったりしたので、そのせいで心身の調子が悪いものだとばかり考えていたのです。
しかし「ストレスになりやすいもの」のスライドを拝見し、気候の他にも騒音・花粉・睡眠不足・障害者ゆえの疲れなど、さまざまな要因で負荷がかかっていたのだと自覚。
ダムが決壊してしまう前に気付けて良かったです◎
これから少しずつ放水して、ストレスレベルを下げていこうと思います。
講義中に、自身のストレッサーと取り入れたいコーピングを書き出すワークタイムもあったので、よかったらスライドを参考に書き出してみてはいかがでしょうか☆
新たな発見があるかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました🎵
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